レンタル彼氏の、悟さん【五条悟】

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五「んー、うま！」



「すごい…ほんとにご飯じゃなくていいんだ」



五「甘いものさえあれば生きていけるよ〜」



「それで太らないのが憎いですね」






1口いる？と自分のスプーンでクリームがついた部分を掬って目の前にん、と差し出される。




…無意識なのかわざとやってるのか
周りの視線に気づいてないのかなこの人。




ほら美味しいよ？ともっとスプーンを口元に近づけられれば、おずおず口を開くしかなかった。






「う……
ハンバーグ食べた後にすぐ食べるもんじゃない…」






パフェの甘さとハンバーグのデミグラスソースの味が合わさり、何とも言えない味に口の中をリセットさせようとすかさず水を口に含む。





そんな私の様子を見ながら悟さんはまた笑ってる。
ほんとAちゃんって見てて飽きないねって目を細めて。




貴方のことを見てる人のほうが周りに沢山いるんですけどね、と苦笑い。
なんか気に食わないから教えてあげないけど。




美味しそうにパフェを頬張る悟さんを見ていてふと思った。この人には彼女とか…いないのかな。

″レンタル彼氏″は仕事であって、当たり前だけど悟さんにもちゃんとしたプライベートもあるはず。





まぁ私が何か聞ける立場でもないけど。





そんなことを考えながらぼんやりと悟さんを見ているとふと目が合って




見すぎっていたずらっぽく笑われた。





もし本当の彼女がいるとしたら
その人は彼氏がこういうことをしていて
耐えられるのかな…

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