レンタル彼氏の、悟さん【五条悟】

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五「その3！

レンタル彼氏の掛け持ちは禁止！

乗り換えしたい場合はきちんと解約してからでお願いします！



ばーっと言っちゃったけど大丈夫かな？
頭ー入った？」



「は、はぁ…」





こんなに長く説明してくれたにも関わらず何も頭に入っていません、なんて言ったら流石にあれだなと思い、
とりあえずこくんと首を縦に振る。



目の前に出された紙に全てのルールが書いているらしい。



一応ぱーっと目を通しておこう。





「……？」





内容を読んでいると視線を感じて顔を上げる。

目の前の五条悟がまじまじとこちらを直視していた。





「あの、なんですか？
顔になんかついてます？」



五「この質問ちょっと私情になっちゃうんだけどさ、
なんでAちゃんってレンタル彼氏しようと思ったの？
男には困らなそうな顔してると思うんだけど、？」



「…っ」






じーっと見つめられる。
顔が！近い近い近い！！！！




よく見ると、




綺麗な蒼い瞳、潤った唇、ふわふわの白髪

女よりも白いんじゃないかと思うくらいの肌。




例えレンタルだとしても、
本当にこの人が彼氏になってくれるの…？






「い、色々あるんです！」


五「色々、ねぇ」


「だからさっきから近いんですって！！」


五「え、だめ？」


「だっ………だめじゃ、ないですけど…」






この人といると何だか調子狂っちゃう。






五「Aちゃんって警戒心強いのか無防備なのか分かんないね？」



「え、なんでですか」



五「え？だって…」







ちゅっ








「ひゃっ！？！？」



五「ほら、簡単にキス出来ちゃう。
だめだよ？男の人の前でそんな無防備だと」



「よ、余計なお世話ですー！！」

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