日向と木陰 (社会人Ver.)

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2人で果てた後、
「………酷くしたい、と、優しくしたいを行き来させちゃったね……ゆーと、真面目すぎ……。」
慧が俺と紺色の布団にくるまれながらふふっと笑うから、
「どうせ真面目ですよ。でも慧もそこまで奔放って感じじゃなかったんじゃない？」
おでこにおでこをこつっと合わせて天井を見上げながら言うと、
「1ヶ月以上してなかったのにそんな急に大胆になれないよ。………それはご飯の後のお楽しみ。」
慧が俺の肩に頬を埋めて、
「出来るよね？ご飯の後も。……だってまだゆーと、元気だもんね。」
意味ありげに笑う慧に、
「覚えときなさい。煽る分だけ慧に返ってくるんだからね。」
俺がムスッと答えるとこわーい！と起き上がって、
「シャワー使うね。」
白い背中越しに慧が言うけど。


肩から見える斜めの顔の輪郭がとても綺麗で、俺はまた欲しいと、素直に思った。


そのまま慧を俺の側に引き寄せると、
「な、何？どうしたの？」
慌てた声を出すから、
「背中が綺麗だから。このまま抱いてもいい？」
確認してる途中でもう我慢出来ずに後ろから慧を抱いて、揺さぶって、鳴かせて。

「あんっ、ゆーとっ、もっ、だめぇっ……。」
最後に一際大きく声を上げる慧に俺もイッた。


ふぅふぅと2人で息を荒げてからやっと落ち着いてきた頃に俺が慧から抜くと、
「っ、やぁぁ、すご、んーっ、やらっ……！！」
さらに色っぽく喘ぐ慧に俺がほわほわしながらドサっとベッドに寝転んで幸せ……と目を閉じる。
すると、
「………ゆーと、ばか、歩けない……シャワー連れてけっ、ばか！」
ぺたんと座り込んだ慧が動けないと盛大に文句を言ってきたから、はいはい、これはこれで幸せですよと起き上がってひょいっと慧を抱きあげてお風呂場まで連れて行った。

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