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慧がびっくりした顔をして、
「そ、そんな事言われても………林、俺が寝てる間にゆーとに何かあった??」
林に質問をすると、
「日本酒を少々。」
と、林が答える。

俺が慧の背中を撫で続けながら、
「慧を思って眠れない夜がある。会いたくて、切なくて。けどさ、一緒に暮らしたら……毎日、慧の顔を見れるんだよね?」

自分の言葉に深く感動する。

毎日、会えるなんて。

制服を着ていたあの頃。
すれ違うだけで胸が高鳴った。
恋人になってからも会いたくて、会えると嬉しくて。
好きで。大好きで。


慧の背中を撫でる手が止まる。
代わりに出てきたのは涙だった。


「…………ありがとうっ……俺と出逢ってくれて……一緒に……生きていこうと思って、くれてっ……。」

止めようとしても流れてくる。

「っ、全部かけるよ……俺の全部なんて、ちっぽけだけど………全部かけて慧を守る。大切に、するよ……っ」

それだけ言ってまた背中を撫でた。



その後の事は良く覚えていない。
ただ酔いから眠くなった俺の肩を抱いてくれる慧が、ぽんぽんと優しく肩を叩いて、
「……ゆーと、俺は世界で1番幸せ者だよ……。」
そう、言ってくれるのだけはぼんやりと覚えていた。

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すみるく(プロフ) - けいままさん» ネジ!そんな細かい所まで……さすがけいままさん!嬉し過ぎます(泣)また辛い時期で読むのも大変だと思いますが、これからもどうぞ応援よろしくお願いします! (2021年9月21日 21時) (レス) id: bb46d11d25 (このIDを非表示/違反報告)
けいまま(プロフ) - ネジがしゅるしゅるしゅるぽーんっ!で、すみるくさんのお話のリズム感の面白さにトリコになってるんだなぁ、て改めて気付きました!!大切な人がいるからこそ人生の選択に悩む姿は応援したくなります。 (2021年9月21日 17時) (レス) @page15 id: 9fe0f507af (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:すみるく | 作成日時:2021年9月19日 23時

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