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ついにあの日がやってくる
真一郎くんが亡くなってしまう事件が起きる
その前日
「姉ちゃ〜ん。アレ？いないの？」
『一虎？ごめん今シャワー浴びてる
ちょっと待って』
今から行く、という電話のすぐ後に一虎は
いつものように家に来た
来るの早いな？
もう少し後かと思って悠長にシャワー浴びてたわ……
『来るの早かったね？』
「飛ばしてきたからな」
『そっか〜、で、話って何？』
電話で話があるから今から行ってもいいか？と
一虎から言われていた私は
何の話だろうとドキドキしていた
「今度マイキーの誕生日があるだろ？」
『あ〜、あるね』
「オレさ、そんときにマイキーにバブをプレゼントしたくて」
『……それで？』
この話だったか、と内心少しため息をつく
幾ら未来を知ってるとはいえ
事件を未然に防げる確証はない。
だから今は不安の方が大きい。
「でもバブを買う金なんかないからさ」
『アンタまさか』
「丁度いいバイク屋見つけてさ、そこから盗めば……」
『一虎！！』
悪気がないのも、万次郎君を喜ばせたいのも
分かっている。けれど私は姉として
一虎をここで止めるべきなんだ
それで一虎が止まらなくとも。
「ね、姉ちゃん……そんな怒鳴らなくても」
『怒鳴るよ！？
約束したよね、そういう犯罪になることは絶対にやらないって』
「……そうだよな。ごめん」
素直に謝れるのは一虎の良いところだと思う
シュンとする弟に盗みなんて絶対にダメだ、と念押しして荷物を纏め始める
「姉ちゃん、どっか行くの？」
『ちょっと友達の所に泊まりに行くの
だから今日と明日は居ないからね』
ちなみに一虎から電話が来る前もお泊まりセットの用意をしてました。
まあもしもの為に行くんだけど。
「そ。」
『あはっ、何寂しそうな顔してんの？
可愛いねほんと』
「なっ、してねぇよんな顔！！」
『してたよ〜！』
我が弟、可愛い。
だがしかし姉ちゃん離れもして欲しい
後寂しそうな顔は記憶に刻み付けました
「……姉ちゃんの馬鹿」
『お？なんだって？やるか？』
「地獄耳かよ、ちょ、やめっ、」
この後心ゆくまで一虎をくすぐり倒した
めちゃくちゃ可愛かった
弟しか勝たんって言う姉の気持ちがよく分かった
そして当日……
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あまね(プロフ) - まってます (8月27日 18時) (
レス) @page36 id: 2b125e9969 (このIDを非表示/違反報告)
ユキ - すごく面白いです！更新、お待ちしてます！ (7月21日 15時) (レス) @page35 id: 6355dc07ef (このIDを非表示/違反報告)
ユキト(プロフ) - 泣きました！ (7月14日 2時) (レス) @page35 id: 08a263e11b (このIDを非表示/違反報告)
吹雪 雪(プロフ) - めっちゃ面白い!というか一虎尊い!!落ちは真一郎君がいいです!更新楽しみにしてます!待ってます! (2022年5月10日 21時) (レス) @page35 id: f98270bfe7 (このIDを非表示/違反報告)
ぱいなっぷる - このお話好きすぎる！お話作るのうますぎて尊敬しかないです( ＾ω＾ ) (2021年12月26日 20時) (レス) @page35 id: ca34c0ec91 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：インク | 作成日時：2021年9月13日 0時
