21話 ページ22
Aside
シルク「あ〜!おはようA!」
シルクだ。
教室に入るとシルクはここ最近、毎日光の速さで『おはよう』と一声かけてくる。
A「…おはよう」
シルク「どうした〜?朝からテンションが低いぞー?」
A「…自分で言うのも何だけどいつものことだよ」
シルク「そうだなw」
楽しそうに笑うシルク。
私はそんな彼を置いておいて自宅にあった本を読む。
シルク「なあ、なあA!」
“ 本を読んでいても平気で話しかけてくるんだな „
そう思ったが、口には出さない。
A「…何?」
シルク「Fischer'sの件。考えてくれた?」
先ほどより小さな声(しかも耳元)で聞いてくる。
実は昨日、
シルクに『Fischer'sに入らない?』とシルクに誘われた時、
私は『考えさせて』と言った。
昨日の私にはやはり急過ぎたのだ。
それに、不安だった。
Fischer'sに入ったことを知られ、またいじめられるのかもしれないし、
______Fischer'sにも迷惑をかけるかもしれないから。
124人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「オリジナル」関連の作品
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:和菓子系女子 | 作成日時:2017年10月12日 19時