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六十二話 ページ16

A視点

A「...気安く触んな、何の用。」

クロルス「いや?愛しい妻の声が聞こえたからきただけさ。」

A「あなたに向けて発した言葉じゃないの。私が向けたのは今の仲間と、昔の仲間だけ。

無理やり結ばされたようなあなたにかける言葉なんてないわ。」

クロルス「まだ反抗的だなぁ。

それがいつまでもつかなぁ?」

するりと伸びてくる手にビックリして体を全体的に後ろに下げる。

A「触らないで。殴られたいの?」

お前のその目に私が映るのも嫌なのに。見るな、触るな。

クロルス「確かAはリレーと玉入れだよね?リレー、一緒だね。」

A「だから何。」

クロルス「優勝してみせようか?確か...我々国の総統もいたけど。」

A「あなたごときに負けるわけないじゃない。」

私が心も体を全てを捧げたあの人たちに、グルッペンに勝てるわけないでしょ。

A「甘く見ないで。」

クロルス「その自信が剥がれ落ちるのが楽しみだなぁ。」

ニヤリと笑い、再び近づいてくる。








グルッペン「悪いが触らないでもらおうか。」





クロルス「なんだ、邪魔者が来たな。」


グルッペン「邪魔はお前だ。失せろ。」


クロルス「Aを裏切り、Aを殺したくせによく一緒に入れるな。」


グルッペン「確かに俺達が殺した。だが、妻だと言う割には何も分かっていないようだが?」

グルッペンが後ろから出てきて私の肩を抱く。それがすごく安心できて、思わずしがみつく。


クロルス「...いつまでそれがもつかな。」

グルッペン「今世では絶対に離さないと決めてるからな。」

クロルス「なら、せいぜい守って見せな。」

そう言うとクロルスは背を向け、どこかに行った。

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キング(プロフ) - のあさん» コメントありがとうございます!!!励みになります!!グダグダですがよろしくお願いします! (2019年9月5日 0時) (レス) id: ab38b4d02c (このIDを非表示/違反報告)
のあ - とっても面白くて良い作品ですね!これからも無理せず頑張って下さい!応援してます! (2019年9月4日 22時) (レス) id: ff84c9d995 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:キング | 作者ホームページ:http://Kingggggggg73  
作成日時:2019年8月5日 17時

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