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あれから数年後…
智くんと再会するなんて夢にも思ってなかったよ、笑
久しぶりに見たその笑顔も仕草も…
切なそうな顔も。すべてが懐かしかった。
“ちょっと似てる人、見つけてん”
さっき楽屋で言ってたその言葉はもしかしてお兄ちゃんに?お兄ちゃんに似ている人が居たのかな…って。
永瀬 「じゃあまた明日な〜笑」
『うん、バイバイ。笑』
そう言いながら門を出ると外はもう薄暗くて…
たまに通る街灯の下は、まるでステージの上にいるよう。
『…僕にしか出来ない事や、君にしか守れないものこの星はそんな奇跡で溢れてる、』
白に染まって行く街並み…去年、兄に向けて作った
まだワンフレーズしか出来ていない曲。
その曲を歌いながら家へ帰ろう、そう思った時だった。
『え、』
私の足音の後にもう1つの足音が聞こえる。
私が走ればその足音もついてきて、
振り返るのが怖くてスマホを触りながら歩く。
『っ、』
モモとはメールしか交換してなくて…
今は誰かの声が聞きたい、そう思った。
…パッと浮かんだのは、
“電話番号…変わってへんから”
その言葉で…番号を覚えている私も充分未練があると思う。かけるか、どうか悩んでいるとさっきより後ろの足音が大きくなっている気がした。
急いで近くにあった本屋に入る。
奥の本棚の方に行って…迷った手は小さく震えていて、思わず画面の通話ボタンに当たってしまう。耳に当てると少しのコールの後に聞こえる懐かしい声。
神山 「はい…?」
『智くん、』
神山 「A…!?えっどうしたん、」
『あの、助けて…ください。』
その言葉に質問攻めにされるが
ストーカーへの恐怖で何も言えない。
神山 「…A、今どこに居るん?」
『えっと…青空書店っていうとこ、』
神山 「今すぐ行くから…そこから動くなよ、」
少し低い焦りを感じる声に智くんを待つ。
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「A?」
数分後、その声にパッと振り返ると
そこには息を少しきらした智くんの姿があった_
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Miu(プロフ) - 続き読みたいです!!物語めちゃめちゃ感動しました……泣 (2020年1月8日 0時) (レス) id: 60189c19aa (このIDを非表示/違反報告)
haru. - 続き読みたいです。凄く、感情がわかりやすい読みやすい物語ですね。。応援しとるんで、無理せずに頑張って下さい。 (2019年12月30日 13時) (レス) id: fbf66905a0 (このIDを非表示/違反報告)
あみ(プロフ) - 続きみたいです!!でも無理しないでくださいね、! (2019年12月26日 9時) (レス) id: dfd7d4bf9a (このIDを非表示/違反報告)
west Love - 初めまして、続きが見たいです。これからも応援しとるので頑張って下さい (2019年12月2日 0時) (レス) id: 4778e42e64 (このIDを非表示/違反報告)
rio - 続き見たいー!無理せずお願いしますねw (2019年11月21日 13時) (レス) id: 429f26e0ce (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ひまわり | 作成日時:2019年11月6日 23時