今日も明日も、その先も。

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桃side





今日は新曲の振り付けやから､スタジオ集合。


眠いけど、ちゃんと集合時間前にスタジオへ入った。






だんだんとメンバーも集まってきて、


残すは神ちゃんだけ。





珍しいなってみんなで笑っとったけど、ついには集合時間をすぎてしもうた。





ここまできたら、おかしすぎる。


神ちゃんは真面目な人や。


遅れることはあっても、連絡もなしに遅れるなんてありえへん。





「なぁ···おかしない？」


橙「俺も思った」


赤「···俺、連絡してみる」





急に静かになった部屋。


そんな部屋に、繋がらへんっていうしげの声が響いた。


なんか嫌な予感がして、冷や汗が流れる。





そんなときやった。


焦った様子でマネージャーが入ってきたのは。


マ「みなさん！急いでニュース見て下さい！」


そう急かすマネージャーに促されるまま、


俺たちはニュースを見始めた。






.






『速報です。昨日、ジャニーズWESTの神山智洋さんが、グループ脱退ならびに芸能界引退を発表しました。神山さんは···』






.






···ほら、当たった。


なんでこうなるねん。


昨日まで普通にみんなで笑ってて、全然変わった様子なんて無かったんに。


俺が···気づかへんかっただけ？


いろんな感情が、頭の中を交差していく。


けど、誰かがそばで大丈夫やって言うてくれて。


ちょっと心が落ち着いた気がした。


紫「のんすけ、大丈夫か？···マネージャー、すぐに車出して」


「濱ちゃん···？」


紫「ジャニーさんのとこに行こ。こんなん、納得できへんわ」


「···おん」

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