百四十一話 分裂の弱み ページ7
ドォォオン!!
鉄砲の音が鳴り響き積怒の首がとぶ。
しかし続け様に玄弥が鬼の首を刀で切ろうとする。
「玄弥駄目だ!!どんなに強い武器でもこの鬼は倒せない!!」
必死の竈門の呼び掛けも無力。可楽の首は玄弥によって飛ばされる。
「不死川弟!そいつはおそらく首を斬る度に若返り強くなる!無闇に攻撃すんな!」
「カカカッ!お主は柱じゃな。そこの雑魚二人とは判断力も瞬発力も違う……」
「!竈門!!」
分裂して新たに出現したこと翼の生えた鬼に竈門が捕まる。
クソっ!!柱の俺がいんのになんだこのザマは!!
「俺のことは良いです!玄弥を!!あっ、禰豆子!!頼む!急げ!」
見ると玄弥は十文字槍で腹を貫通されている。
いや、胡蝶から聞いているし奴は大丈夫だろう。問題は竈門だ。
「人の心配とは余裕があるのう………」
竈門に向けて翼の生えた鬼が口から何かを出そうとする。
チッ……間に合え…!!
「霊の呼吸 肆ノ型―――――」
“
「ほう、技で音波を中和したか。ふふん、やるのう。これはなかなか喜ばしいぞ。あぁ、柱と殺り合うなど何年ぶりか!!」
竈門を抱えて木の枝に捕まりながら落下して衝撃を軽減させる。
「あっ、ありがとうございます。」
「礼は良いから立て!まだ敵はわんさかいる。」
すると今度は俺の足元に翼の鬼が掴まっていた。
「太刀川さん!」
「馬鹿!斬るんじゃねぇ!」
竈門が斬れば鬼はまた分裂して2体の音波が俺に直撃する。
頭の中をナイフでぐちゃぐちゃにされたような苦痛と鈍痛がするが先程の咆哮よりも強くはない。
すぐさま体制を整えて竈門の元へと向かう。
「竈門!攻撃の威力が落ちてる。恐らく強くなる分裂は無限じゃねぇ」
「なるほど。ちらりと見える口の文字……喜怒哀楽。その四体の状態が1番強くそれ以上分裂すると……」
「勝算はあるぞ、竈門」
刀を握り直し敵を見据える。
……………無一郎。お前も俺より先に死ぬなよ。
――――――――――――――――――――――――――
やだ、太刀川が柱してる……………
刀鍛冶篇は大真面目なのでギャグをお求めの読者様はしばしお待ちください。
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菜穂(プロフ) - 瑠碧さん» すみません間違えて違う人にレスしてました。ピクルーのキミの世界メーカーだったと思います (2022年1月16日 14時) (レス) id: 97df43ce45 (このIDを非表示/違反報告)
マロン - 百五十五話のヘルメットって壱とかでやりすぎ都市伝説でてきてるんで今更ですよね() (2020年10月2日 20時) (レス) id: 31c3af07a3 (このIDを非表示/違反報告)
瑠碧(プロフ) - 壱から読んできました!とても面白いです!ところで、このイラストって、何メーカーさん使ってるんですか? (2020年9月5日 10時) (レス) id: 3cee96974c (このIDを非表示/違反報告)
うんうん - しのぶちゃん生きて欲しい。そして、二人の恋愛が見たい!!これは私の願望なので、決まったオチで構いません(上から目線でスミマセン)ですが!二人のそういった絡みは見たいです!! (2020年8月17日 1時) (レス) id: 0f3063d9b8 (このIDを非表示/違反報告)
ぽみぃ(プロフ) - その癖は今回は直さなくて大丈夫です‥‥とっっってもおもしろいので!!終わり方気になります!何から目線って感じですが、書きたいように書いちゃって下さい!私はそれが一番好きです!!ギャグもシリアスも最高!! (2020年8月16日 20時) (レス) id: 9044165cab (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:AOI 3 | 作成日時:2020年7月23日 20時