霊柱は胡散臭い 肆【鬼滅の刃】

百五十五話 回復ゲーム ページ21

「ハイハイ。そんなに回復機能がしたければ私が直々に相手をして差し上げましょう。」

「チェンジで」

「うふふ。のーちぇんじ(・・・・・・)です♡」




不気味な程にこやかな胡蝶妹。やだぁ怖。



「そして今回は助っ人に不死川さんを呼びました。逃げようとしても無駄ですからね。」

「よォ、いっぱい寝れたかァA…」

「チェンジで。」

「のーちぇんじ(・・・・・・)だァ」





嘘でしょ。なんで俺だけ訓練相手がこんなバイオレンスコンビなんだよ。
無一郎とかカナヲちゃんとやってんじゃん。





「ではまずは叩いて被ってじゃんけんぽんしましょう。」

「アンタにこやかに何イカれたこと言ってんの？」

「ルールは分かりますよね？なら早速始めましょう」

「あっ、話は聞いてくれないスタイルなのね…」




しかし何故叩いてかぶってジャンケンポンなのかというとこれなら反射と決断力が同時に鍛えられるとか。



「それでは行きますよ〜」



叩いてかぶってジャンケンポンッ!




胡蝶はパーで俺がグーだ。
急いでヘルメット(この時代にあるか知らないけど存在するということで)を被る




「よし、これでセーフ……てっうおぉおい！！」

「あら、防がれてしまいましたか。」



何故か刀を振り下ろしてくる胡蝶妹。
寸前で真剣白刃取りして防いだけど…え？なにしてんのこのサイコパス女。
普通ピコピコハンマーとかハリセンだろ。


「あら、ハンマーなんて鈍器を仲間に振り下ろせるわけないじゃないですか。」

「鈍器無理でなんで刀は振りおろせんだよ！審判！！これどうなの！？？」

「凶器ＯＫだァ」

「正気かこの訓練！！？？」



しかし怪我人だということを訴えれば刀NGになった。当たり前だよ馬鹿。



「頑張ってください。頸吹っ飛ばして！」

「おいおい、無一郎。応援物騒なんだよ。」

「分かりました。お望み通り太刀川さんの頸を吹っ飛ばします。」

「吹っ飛ばすな。無一郎は俺に言ってんだよサイコパスが。」

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