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「…これ、なんなんですか」
美術室に入るなり、先程とは違う美術室の
異様な光景に私は怪訝な表情で美術室の主を見た。
宇「おーきたきた。まぁ、ここ座れや」
「…………」
宇髄先生は大きな椅子にどっぷりと座り、
様々な色で塗られた膝丈程のドレスが飾ってある。
あんなもの、あったっけ。
「これは?」
宇「今度の体育祭で使うんだとよ。
部活対抗リレーでこれを着て走って欲しいって。」
「…それで、何故私が?」
宇「これ着て走ってくんねぇか?」
私は先生に一発殴ってから、
冷ややかな目で見下ろした。
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「なんで私が着るんですか」
宇「いやお前は人気だろ。体育祭実行委員会の
顧問の煉獄がお前を推薦したいつってたし」
「知りません。やりません。」
美術室を出ようとした私の耳に、
ある呟きが聞こえた。
宇「……竈門禰豆子。」
「……っ、」
宇「お前が着ないならアイツにこれを着させる。
もう竈門には話をつけてある。もし、アイツが
これを着たら…悪い虫も着いてくるだろうなぁ」
それは単なる煽り文句だと知っていながら、
渋々了承してしまった。
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リリー - 宇髄推しなんで嬉しい!!!これからも更新頑張って下さい!!(*'ω'*) (2019年11月25日 21時) (レス) id: 0d2ed5d74a (このIDを非表示/違反報告)
りっつー - 面白いです!更新頑張ってくださいね! (2019年11月8日 20時) (レス) id: 8fa946d002 (このIDを非表示/違反報告)
山さん - 私語が死後にwww (2019年11月6日 0時) (レス) id: d9614d55ff (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:舞中蠍 | 作成日時:2019年10月29日 19時