残念でしたという第17話 ページ17
グル「…一体、何故私が貴方を私の自室へ
呼んだのか。分かりますか」
姫「さぁ…あ！分かりましたわ！グルッペン様、
私の事好きなんでしょう？だから部屋に…ｯ」
総統室の外で耳を澄ませながら
唇を噛み、苛立ちを抑える。
グル「…ふはっ。感づいていたが、
ここまでアホとは思わなかったな」
姫「グルッペン様…？一体…」
グル「入れ、A」
「失礼致します、グルッペン様」
私は今すぐこの女を殺 したい気持ちを抑えて
涼しげな顔で総統室へ入る。
姫「ｯこの女！」
グル「座れ、話がある」
姫「っ…分かり、ましたわ」
私はこの女の正面、つまり
グルッペン様の後ろに立ち目を閉じる。
それは私が話を聞く時の特徴。
グル「本日、お前をここへ呼んだのは…
これの事だ。」
リモコンを操作して機械音を鳴らしながら現れた
モニターに私のドアだった木材が映し出された。
姫「…さぁ、なんの事かしら」
グル「今日の朝、このメイド長の扉に
このような文字、切った跡があった。
そしてその近くに察知してあった監視カメラを
見ると、お前が映っていたさ。」
Aと呼ばれた瞬間私は女を強い力で床に
叩き落とし隠しナイフを女の首元に突きつける。
姫「や、やだ……ｯ、復讐…って、わけ…！？」
「あら、何を言っているのでしょう。これは復讐
でもなければ、私の勝手に行った行動でもない。
これは、命令された上の行動ですわ、お分かり？」
にっこりと微笑みながら突きつけていた首ではなく
肩にナイフをザクッ、と刺す。
自分の血を怯えた目で見つめる“ソレ”は喚いた。
「私はずっと苛立っていました。
貴方なんかが、グルッペン様と結婚できる。
見ていてとても愉快で滑稽でしたよ？
そしてグルッペン様に知られてしまいましたねぇ…
彼は、わざわざ私の為に怒って下さりました。
私は…それだけでも嬉しいのです。
なので、私の為に。我が愛しい主の為に。」
＿お亡くなり下さい。
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まる。 - メイド長かっこよ！続き頑張ってください！ (2023年1月24日 17時) (
レス) @page20 id: f4ad072890 (このIDを非表示/違反報告)
ルカ - メイド長カッコいい！頑張ってください！！ (2021年1月24日 16時) (レス) id: 0830061a27 (このIDを非表示/違反報告)
うるふ - ふぅ〜↑メイド長カッケェー！！ (2020年2月28日 23時) (レス) id: b2f70beae4 (このIDを非表示/違反報告)
虎徹 - メイド長かっけぇー『愛しい我主の為に・・・』かっけぇーこの話ハマりますね！だって私ハマったから！！いいっすね最高です好き過ぎますこれからも頑張ってください (2020年2月28日 17時) (レス) id: 5e3f64769d (このIDを非表示/違反報告)
欄 - この話好きです！ (2020年2月11日 8時) (レス) id: 2cbf0b2098 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：舞中蠍 | 作成日時：2019年1月16日 15時
