轟くんに告白された。【轟焦凍】

告白その４ ページ5

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週末、私は轟くんのお部屋にお邪魔していた。


この前の授業で出された課題が難しくて一人首を傾げている所に、轟くんが「教えてやろうか？」と声を掛けてくれたのである。


「すごいね、床が畳だ…」


「自宅が畳でフローリングだと落ち着かないから」という理由で寮の部屋を大改造してしまった轟くん。


改めて、彼がド天然だということを思い知らされた。


「Aの部屋も畳にするか？」


「いや、遠慮しとくね」


やんわりとお断りすると、轟くんは「そうか」とちゃぶ台を準備し始めた。


なんかしてもらいっぱなしで申し訳ないな…


「ごめんね轟くん。週末にお部屋にお邪魔しちゃって」


「いや、俺が呼びたかっただけからかまわない」


そういいながら、急須でお茶を注ぐ轟くん。


あれ？湯のみじゃなくてなんでティーカップなんだ？


「どうしてティーカップにお茶を注いでるの？」


「変か？八百万に貰ったから使わなきゃと思ったんだが…」


「あ、そうなんだ。別にいいと思うよ」


轟くんがせっかく使わなきゃと思って出してくれたんだから、文句をいってもあれだよね。


にしても、百ちゃんはどうして轟くんにティーカップをあげたんだろう…


クラスで2番目くらいに使いそうにないのに。


ちなみに、1番使いそうにないのは爆豪くんね。


言ったら怒られそうだけど。


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