酒場のマスターはトリッパー II

68杯目 ページ22

初めて受けたな、与謝野医師の治療。

断面図とかグロッキーすぎて見れねぇ。

脳内想像なら余裕なんだけどね〜・・・。

でもさすがだな、傷跡もなく綺麗に治ってる。

これで自由に動ける、問題はこの白装束。

ポートマフィアで治療してもらったとき着せてもらったぽいけど、これじゃあ何かあった時満足に対応出来ない←何かあること前提

その時病室のドアが開いた。

「あ、太宰さん」

「気分はどうだい？」

「おかげさまで、さすが与謝野医師」

「ねぇマスター、幾つか聞いてもいいかい？」

「・・・何？」

太宰さんは真剣な顔で尋ねた。

「もうお兄ちゃんとは呼んでくれn(バシッ!!

「え、何だって？ よく聞こえなかった」(ゴゴゴゴゴ・・・)

「ゴメンナサイ、さて、前置きはこのへんにして」

(前置きかよ！)

「ここまで誰に運んでもらったの？」

「え!? あー・・・ 内緒？」

そう答えると太宰さんは私の両頬を押さえた。

「むっ！」

(デジャブ)

「正直に答えないとこのままキスする」

「はぁあ!?/////」

(何言ってんのこの人!?)

「何でそうなるの!?」

「嫌なら答えて」

コンニャロ・・・！

「ぽ、ポートマフィアの人・・・」

「の、誰？」

「く、黒い服を着た人」

「着た、誰？」

コンニャロほんと何なんだよ!!

どうせわかってるでしょうが!!

「・・・ち、中也」

名前を口にした瞬間、太宰さんの顔が急接近してきた。

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