10話 ページ11
出久side
僕はA君を治療のできる敵予備軍反撃派の保護施設に移した。
ここは脱走、暴力の多い子がカウンセリングを受けるかつ、脱走防止が徹底されている。
そこの一室にA君を運び、A君の過去にあったことなどが記されている書類を読んでいた。
ほんとは本人の前は避けたいが万が一にでもまた脱走されては困る。
書類の内容に凍りついた
片耳難聴を生まれ持って生まれ、父親からの暴力
難聴が原因のトラブルで不登校、唯一の心の支えは弟でその子は少し前から沖縄の教会で暮らしているらしいが…
母親は5年前に自 殺、それも目の前でそして葬儀頃からA君の個性のせいではないかと噂が立ち、
それを本気にした親族から暴力を受けていたらしい。
辛かっただろうな…
僕には想像しかできない、だからこそA君の支えになってあげたい。
頑張ろうと胸に誓っているとA君が起きた。
出「あっ起きた？おはようA君」
数秒後に状況を理解したらしいA君は勢いよく飛び起きた。
ここは安心してと伝えてもかえってくら言葉は
『意味わかんない』
だった
きっとA君は弟君に危害がないか警戒しているのかな…
ふとそう思い弟君には危害がはないと伝えた。
大人しくすれば…なんてただの脅しにしかならない。
僕がしたいのはそう言うのじゃ無いのにA君をここに繋ぎとなるにはこうするしかない
自分の無力さを痛感しながら僕は、沢山愛をあげると言った。
A君は愛する者はあれど愛してくれる者が居なかったのかもしれない…
ならばこれから沢山あげたい、今まで以上の愛を…
そう思い手を握ろうと少し近づいたのだが、とても怯えられてしまった。
だがそれだけではなかった。
多分怯えているのは僕にじゃない、なんかが引っかかる…そう考えていると
『近寄るな！なんなんだお前、
変だ、お前は変な人間だ！なんでこんな変な気持ち
になるんだ！出てけ！話したくない！』
この言葉を聞いてハッとした。
僕が怖いんじゃない、優しさや愛が怖いんだ…
今までされなかったこと、もらってこなかった感情、
それを受け取った時の温かい気持ち、それがA君には恐怖としか取れないのかもしれない。
僕は少し考えた後部屋を出た。
そしてある人に電話をした…
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空(プロフ) - あゆみさん有難う御座います！頑張ります！ (2020年1月9日 21時) (
レス) id: 41d6d0c3cc (このIDを非表示/違反報告)
あゆみ(プロフ) - 面白いです！更新楽しみにしてます ！！ (2020年1月9日 19時) (レス) id: 1248570467 (このIDを非表示/違反報告)
空(プロフ) - 有難う御座います！初めて書いたのでそう言ってもらえると嬉しいです！ (2020年1月8日 7時) (レス) id: 41d6d0c3cc (このIDを非表示/違反報告)
律 - とても面白いです！ (2020年1月8日 1時) (レス) id: bfc3e39400 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：空 | 作成日時：2020年1月2日 10時
