175，時間切れ ページ42
「よ、余計な事に体力を使わない方がいいと思うよ！ギガントマキアを屈服させるんでしょ！？」
「体力？心配するな
誰かのおかげでピンピンしてる」
「(し、しまった…！
さっき渡したんだったあああバカああ！)」
Aは心の中で自身を殴った。
さっき渡した、というのは
言わずもがな死柄木と抱擁を交わした時である。
Aが故意に、自身の個性を使って
体力を少しだけ死柄木に付与させていたのだ。
長期戦になるだろうと踏んで
死柄木の為に行った応急処置活動のようなものだったが、
それが仇となったわけだ。
「ま、待っ…ヒミコちゃん！
このバカを止め…」
トガ達に救援を求めるべく
バッとAが目を向けたが
トガもコンプレスも
岩の上にちょこんと座りながら
静かにこちらを見ながら待機していた
「ヒミコちゃんってば！？」
「屋外プレイ！これは楽しみですね」
「同じく。おじさん達の事は
空気だと思っていいよ、(人1)ちゃん」
「コンプレスまでも！？」
彼らの姿勢と発言からして
この騒動を止める様子がまるでない
「この人でなし！ろくでなし！！
弔！お願いだから待って！？」
「待たない」
もはや絶体絶命のピンチ
と言うところで、希望の光が差した
「おーい、義爛から電話だー！」
携帯を手に、
遠方から走ってやってきくるトゥワイスとスピナー
「あーあ、時間切れです」
トゥワイスの方を見て
がっかりするトガと、対照的にホッとするA。
「お前ら何やってんだ？喧嘩か！？
やめろよ仲間だろ？！やっちまえ！」
「たった今、お前のおかげで
お楽しみが立ち消えしたところさ、トゥワイス」
「え？お楽しみ？」
「トゥワイス気にしないで、凄く
助かったから。ありがとう」
死柄木とAのそれぞれの言葉を聞き
さらに困惑し首を傾げるトゥワイス
「それより義爛の電話だろ？」
「あ、そうだった」
「なんだよ義爛のやつ、俺の電話には
出なかったくせに！損害保険あるか聞いとけ！」
プンスカと怒るコンプレスが
壊れた自身の義手を指差しながらトゥワイスに頼んだ
「そう怒るなよMr.コンプレス、
あいつは俺を連合に紹介した後も
心配してくれるいいヤツなんだ！」
声を弾ませながらそう言ったトゥワイスが
携帯の着信ボタンを押し、耳に当てた。
そして次に発せられた言葉がこうだ。
「てめぇ何でMr.コンプレスの電話出ねぇんだ！
最低だなテメェ！！」
相も変わらず
トゥワイスの情緒の歪みは健在である
176，立ち込める暗雲→←174，デレ(飴)とツン(鞭)は使い分けるべし
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透明な夜空 - はい！待ってます！自分のペースで頑張って下さい！ (2023年4月17日 17時) (
レス) id: 0038598c48 (このIDを非表示/違反報告)
無希(ナキ)(プロフ) - 透明な夜空さん» コメントありがとうございます！更新予定はあるのですが、なかなかめどが立たず申し訳ありません！！お気持ちに応えられるよう、頑張ります！まだ未定ですがもうしばらくお待ち下さいませ！！ (2023年4月17日 2時) (レス) id: a37d37471e (このIDを非表示/違反報告)
透明な夜空 - もう更新しませんか？この作品大好きなんです！もし迷ってるならして欲しいです！ (2023年4月15日 21時) (レス) id: 0038598c48 (このIDを非表示/違反報告)
無希(ナキ)(プロフ) - おむらいす亭さん» 一番！？！？うわああありがとうございます！！(号泣)もちろん更新予定ではあるのですが、近日中にはちょっと厳しくて…ですが、必ず更新しますのでしばらくお待ちいただけると幸いです！本当にありがとうございました！！！ (2023年3月12日 20時) (レス) id: 39b6e7c835 (このIDを非表示/違反報告)
おむらいす亭(プロフ) - コメント失礼します！！この作品ヒロアカの夢小説の中でも一番大好きで…！また更新していただくことは可能でしょうか．？お待ちしております！！！！ (2023年3月7日 14時) (レス) @page45 id: f0d1cce51f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：無希
| 作成日時：2018年3月4日 3時
