162，帰還と不在 ページ28
やつれてるは大げさだと思う。
元気がないだけ
「もしかして、つわりか？」
「あ”ぁ？」
お前もあのクソヴィランと同じ脳みそかコラ。おそろっちかコラ。おぉ？
「違げぇし、元気ハツラツだし」
「ハハッ、だよな。そりゃ安心だ」
私の反応を見て鼻で笑っていた荼毘が
そのまま頭を優しく撫でる。
とは言え、撫でられていた手を
弔は憎々しい物でも見るかのような視線を向けた。
荼毘はその事を知ってか知らずか、
Aの肩を抱く。挑発しているようだ
「で？ここに全員いるって事は、
仲間集めに勤しんでんのは俺だけって事か」
「おめーは焼き殺し回ってるだけじゃねぇか！
一人でも連れてきたことあったか！？」
ビシッと指を刺すトゥワイスに
しれっとした顔で
「ゴミしかいねぇんだ」と答える荼毘。
ちょくちょくニュースで焼死体が見つかって
騒ぎになっていた犯人はコイツだったか…
「何やってんですかパイセン。
変に敵を増やしても
後で面倒事に巻き込まれちゃうよ？」
「心配してくれありがとな、A」
「いや、連帯責任に
なりかねないからだよボケ」
おめーの尻拭いをこっちが
やらないといけない羽目になったら
それこそ面倒だからだよ、分かれよ。
「それにしても何の志もなく
生きてるゴミが多かった。呆れたよ」
「人を見る目がないのでは？」
「ぶはっ…言われてやんの〜」
ヒミコちゃんのツッコミがナイスすぎて
私は吹いてしまった
「テメェだけは黙ってろ破綻者」
Aがワイワイと会話しているのを
ソファに深々と座って
足を組んでいる死柄木が見ている
「良くない。気分が良くないな」
「また嫉妬か？紳士なら
余裕を見せるのも大事だぜ死柄木」
死柄木の隣に立っているコンプレスが
片手を広げて述べるが、
死柄木にとっては紳士もクソもなかった。
「何でAはしばらく顔も
見せなかった荼毘と楽しそうに話してる？
俺はかれこれ数日と無視されてるってのに」
あからさまに不貞腐れる死柄木に
コンプレスは軽く笑ってポンと彼の肩を叩いた
「乙女心は難しいってもんだ。
そりゃあ、ああもなるだろ。
黒霧がいなくなるってことはよ」
「……黒霧が捕まって、もう一ヶ月くらいか」
その言葉が、
ピタりと私の思考を停止させた
私が黒霧と言葉を交わしたのは
もういつだっただろう。
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透明な夜空 - はい！待ってます！自分のペースで頑張って下さい！ (2023年4月17日 17時) (
レス) id: 0038598c48 (このIDを非表示/違反報告)
無希(ナキ)(プロフ) - 透明な夜空さん» コメントありがとうございます！更新予定はあるのですが、なかなかめどが立たず申し訳ありません！！お気持ちに応えられるよう、頑張ります！まだ未定ですがもうしばらくお待ち下さいませ！！ (2023年4月17日 2時) (レス) id: a37d37471e (このIDを非表示/違反報告)
透明な夜空 - もう更新しませんか？この作品大好きなんです！もし迷ってるならして欲しいです！ (2023年4月15日 21時) (レス) id: 0038598c48 (このIDを非表示/違反報告)
無希(ナキ)(プロフ) - おむらいす亭さん» 一番！？！？うわああありがとうございます！！(号泣)もちろん更新予定ではあるのですが、近日中にはちょっと厳しくて…ですが、必ず更新しますのでしばらくお待ちいただけると幸いです！本当にありがとうございました！！！ (2023年3月12日 20時) (レス) id: 39b6e7c835 (このIDを非表示/違反報告)
おむらいす亭(プロフ) - コメント失礼します！！この作品ヒロアカの夢小説の中でも一番大好きで…！また更新していただくことは可能でしょうか．？お待ちしております！！！！ (2023年3月7日 14時) (レス) @page45 id: f0d1cce51f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：無希
| 作成日時：2018年3月4日 3時
