+１６６+甘っちょろい ページ21
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「だが、まだまだ甘っちょれぇぞぉ！！」
『！』
振り上げられた左腕の剣に反応するが
鉄扇の扇面で受け止め、鉄扇を持っていない左手も添え、支えるも
やはり年上の男性、かつ裏の人間ともなれば力強く勢いを殺すので精一杯
回避の為に致し方なく、建物から飛び降り、退いた。
下に着地してすぐに武器を構えるが
男はそのまま「じゃあな」と沢田くんらに言葉を投げ捨て
男性にしては、しなやかなバネで飛び去って行った。
その後ろ姿を２秒程度流し見て、彼らの傍に寄った。
「アイツにあそこまで迫るとは…やるじゃねぇか、A」
声をかけてきたのは予想通り赤ん坊くん。
足元に立つ彼の方に視線を投げ
「また騒ぎの中心には君たちがいるんですね」と分かりやすく嫌味を漏らす
それでもフッと笑むだけでまた躱されてしまう。
『…にしても、ディーノさんからは彼もボンゴレだと聞きましたが？』
沢「えぇ！？俺ボンゴレの人に殺されかけたの！！？」
身の危険を感じ逃走したためか周囲はガラン…と静かで
沢田くんの絶叫のみが響き渡っていた。
が、私には奥からパトカーのサイレンが聞こえていた。
「大丈夫かツナ！」
「いったい何なんすか、あいつは？」
「２人とも！」
先程まで気を失っていた二人が目を覚まし、こちらに…
沢田くんのもとに駆け寄ってくる。
目立った外傷は先程見たように無さそうだが、擦り傷、煤にまみれている
獄「お前…！なんでここに！」
『こうもこの町で騒がれたら駆け付けざるを得ないでしょう』
沢「なんか…、スミマセン…」
『…それより、あなた方はここから離れた方がいい。
特にディーノさん率いるそこのスーツの黒ずくめの集団、怪しすぎます。
…警察の相手は私がしましょう。なのでさっさと移動してください。』
デ「わりぃな、頼んだぜ」
『では、また。』
いうだけ無駄だともう身に染みて理解していることもあり
少々投げやりに会話を終わらせ、踵を返した。
駆けつけた警察官に声をかけ、いつものように
恭弥さんの名前を出して警察の動きを統制・制御する。
状況の説明は遭遇した地点で行い、頃合いを見て現場確認を頼む
きっともう彼らは移動しているはずだから大丈夫だろう。
まだ微かに空へ立ち上る黒煙を流し見て残りは警察に頼むことに。
犯人に関しては私や恭弥さんで対処するから
深追いしないようにと釘を刺したので、まぁ…大丈夫だろう。
…ひとまず並中に戻り、恭弥さんに報告しよう。
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睡-ｽｲ-(プロフ) - 阪サッカーさん» お返事遅れました、嬉しいコメントありがとうございます！地道に更新頑張らせていただきます！ (2020年7月9日 17時) (
レス) id: deb52841c7 (このIDを非表示/違反報告)
阪サッカー(プロフ) - 面白くて、読み応えがあって、何より続きが楽しみです。お身体に気をつけて、無理しない程度に頑張って下さい。 (2020年6月16日 21時) (レス) id: d96a890ddc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：睡-ｽｲ- | 作者ホームページ：https://twitter.com/sleep_d_urtk?s=09
作成日時：2020年5月3日 14時
