+１３１+超一流 ページ36
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ＮＯside
獄寺、雲雀の二人が六道骸やツナがいる映画館に辿り着いた時。
ツナの周囲には蛇が１０〜１５匹ほど彼を取り囲むように存在していた
雲雀はそんなツナに気付いているのか、どうなのか
ひとまず獄寺に肩を貸していない方の手で骸に向けトンファーを投げ込んだ
それにより六道骸の意識はトンファーが飛んできた方に向く。
それとほぼ同時…いや０．何秒の差で獄寺が先にボムを蛇に向かって放つ
そのコントロールは手負いとは思えないもの。
しっかりとツナを避け、その周囲の蛇にのみ被害を与えた。
突然の後援の登場にツナは安堵する
「ヒバリさん！！獄寺君！！」
相手の名前を叫ぶように口にした。
その表情は彼の心の内を素直に表していて
まだ解けかけた状態の不安と後援の存在による安堵
それら２つの感情が混ざり合った、少し中途半端な笑顔だった
「分かったか骸、俺はツナ１人を育ててるわけじゃねーぞ」
自信満々に「超一流の家庭教師」を名乗った赤ん坊は
このシチュエーションの到来を元より見抜いていたかのように語った
同時に、雲雀は借りは返したと語り獄寺を捨て
支えを失った獄寺はドサリと重力のままに地に落とされた
その状況にいつも通りの反応で心の中で突っ込みを入れたツナ
しかし、後援による心の余裕が生まれたことで
今、到着した男に伝えなくてはならないことを思い出す
「ヒ、ヒバリさん！！！巳國さんが…！巳國さんがあの火柱の中に！！」
訴えるような焦燥感に満ちた声は
六道骸に向かいフラフラと歩みを進めていた男の足を止めさせる
確かに、獄寺と雲雀が部屋に侵入した扉から、離れた位置に
赤い柱が輝いているのは見えた。
それでも、雲雀は六道骸の存在に
獄寺は忠誠を誓う１０代目の危機の方に意識・視線が向かっていた
故に見当たらない…火中に囚われた何かに気付くことはなかった。
男はツナの言葉にピクリと反応を示し振り返る
ツナの表情を一瞥し、その言葉が嘘偽りないことだと確信すると
今度は向かっていた方…六道骸に歩みを止めたまま向き直る
「…どういうこと」
疑問符もつかないような鋭い冷えた問いに対して
六道骸はその場で静かに笑む
「どう…と言われましても、ね？
彼の言った通りあそこに彼女がいる。ただそれだけですよ」
「…あの子のこと、分かってて？」
「クフフ…そんな怖い顔しないでください。燃やしてはいませんから」
その答えを聞くと雲雀は駆け出した
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睡-ｽｲ-(プロフ) - ますしんさん» ますしん様コメントありがとうございます！そうなんですよね…昔はさほど気にならなかった辺、大人になったからこその損得勘定なのでしょう…大人になんてなるもんじゃないですね…←なるべく濃く書くことを意識するあまり直ぐ話がいっぱいになってしまいますが… (2020年2月6日 15時) (
レス) id: 3400204ee2 (このIDを非表示/違反報告)
ますしん - 確かにその差にツッコミたくなりますよね。お気に入りするんなら評価もできるだろ！って…この作品、内容が濃くて読んでいて楽しいので更新速度低下は悲しいです…それでも見続けるので更新頑張ってください！！ (2020年2月6日 15時) (レス) id: 378183aadc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：睡-ｽｲ- | 作者ホームページ：https://twitter.com/sleep_d_urtk?s=09
作成日時：2020年1月25日 16時
