４.うさまる先輩 ページ4
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うさまる先輩に言われた通り、資料を最優先に提出するとそれはそれはめちゃくちゃ褒められた。
『さすがだなあAさんは！』
なんて大口を開けて笑っている。
さすがだ、という事は普段の評価もそこそこ悪くないようでよかった。
ほっとした後、コーヒーが欲しくなり休憩ルームへ足を進めると、「お疲れ。」とマグカップを上げる先輩がいた。
A「ありがとうございます先輩。助かりました。」
鬱「いや、Aさんが頑張ったからやで。あ、コーヒーまだソレに残ってるよ」
A「では、頂きますね」
自分のマグカップを取り出し、コポコポとコーヒーを注ぐ。
砂糖を3本、ミルク1こを手に取り、うさまる先輩の正面に座った。
鬱「そんなに砂糖入れるんや……甘党？」
A「このスティックシュガー甘くないんですもん。んー、砂糖の甘みなら好きです。生クリームとかは胸焼けしちゃってたくさんは」
鬱「あー、そうなんや。マカロンとか好き？」
A「そんなオシャレなもの食べたことないです」
鬱「えっ、マジか！」
「女なら全員貪りついてるもんやと思っとった…」ととんでもなくど偏見を露呈しつつ、コーヒーを啜る。
陰鬱な雰囲気に似合わず、マグカップはなんとも可愛いうさぎがモチーフのゆるキャラ。
あまりのギャップに、後に"うさまる先輩"という、同期達からのあだ名となった。
A「……すみません、どうしても気になるんですが、お伺いしてもよろしいですか。」
鬱「ん？仕事のこと？ ええよ。何？」
A「先輩は、女たらしなんですか？」
ブフォッ！
と漫画のように汚らしく吐き出したうさまる先輩。
ゴホゴホと胸を叩く先輩に、少しだけ申し訳なさが込みあげた。
鬱「いや、え！？何急に！」
A「…実は昨日、動画が面白くて、見終わったあとつい大百科見てしまって…」
鬱「あっ……はい。」
どうやら色々察したらしく、少し眉間を潜める。
…何を隠そう、このうさまる先輩はあのグループ内ではクズと呼ばれているではないか。
会社では関わってないのもあってか、私には余程そんなことをする様な人に見えなかったので、人違いかとも思ったくらいだ。
鬱「んー…まあ……そうやね……」
A「うわ、本当なんですね」
鬱「ドン引きがモロに漏れてんで。」
そうか、そういう人だったのか。
…なんだか、今日1日で大分うさまる先輩に近づいている気がするのは、気のせいなのかな。
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月夜(プロフ) - 是非是非更新してください〜！！！！ (12月2日 10時) (
レス) @page20 id: dce85de801 (このIDを非表示/違反報告)
𓆛 - 見つけた時には既に更新停止になっていて、続きを読むのを諦めながらも、お気に入りにしていつか更新される事を願ってました！ 作者様のご負担にならなければ是非更新再開して頂けると嬉しいです。 戻ってきて下さりありがとうございます、おかえりなさい(*_ _))*゜ (11月24日 17時) (レス) @page20 id: 9e680aee3d (このIDを非表示/違反報告)
かんづめ - すっごい好きです！できれば続きみたいです、無理にとは言いませんので！ (2020年6月30日 22時) (レス) id: c082722a5b (このIDを非表示/違反報告)
るなお(プロフ) - 全てが好きなので続き読みたいです…！更新お待ちしております、！ (2020年6月30日 22時) (レス) id: 6effbfd928 (このIDを非表示/違反報告)
ルキ - もう全体が好きすぎます！できたら続き書いてください！めっちゃ気になります！ (2020年6月30日 20時) (レス) id: a52e442f29 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：相生葵 | 作成日時：2017年3月1日 8時
