41話 ページ42
名前の呼吸が正常に戻ったのを確認して、フィドは安心したように匣へと戻った。
「随分時間がかかっているから、まさかとは思ったけど…こんなにボロボロにやられるなんて。」
ベルが名前をソファに横たわらせているのを横目にルッスーリアは呟いて、それでも生きて帰ってきただけマシかと、小さく息をこぼした。
「ルッスーリア、君は図体がデカいんだからドアの前に立ち尽くすのはやめてよ。」
「あらごめんなさい、マーモンちゃん。」
「…名前、どうかしたのかい？」
ファンタズマを連れてふよふよと宙に浮くマーモンが、ぐったりと横になる名前と側に付き添うベルを見て、小声でルッスーリアに問いかけた。
ルッスーリアが同じく小声で今しがた起きたことを説明する。
「なるほど、あの遠吠えは名前の匣アニマルか。」
そしてマーモンが名前に近づいたとき、マーモンがふと怪訝な顔をした。
「…ベル、その名前の抱えているライフル、少し貸してよ。」
「何に使うんだよ？」
「いいから。」
ベルは言われた通り、名前からライフルを抜き取ってマーモンに渡した。
「……ふんっ。つまんないことするやつがこのヴァリアーにいるとはね。ベル、これ名前に返しといて。」
「はぁ？まじでなんだったんだよ！！」
体感3秒程度。マーモンはさらっと一通りライフルを眺めて、ベルにライフルを押し付けた。
「ぼく、今からボスのところに報告に行ってくるよ。」
「ボスなら多分寝てるわよ？気をつけなさいね〜！」
ルッスーリアの声を背中で聞き流して、マーモンはすぅっと談話室を出ていった。
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夢(プロフ) - Twitterフォローさせていただきました。よろしくお願いいたします。 (2022年6月14日 8時) (
レス) id: 6425fa7392 (このIDを非表示/違反報告)
みっきー(プロフ) - こちらこそ、親切に教えてくださってありがとうございます!! (2022年4月16日 0時) (レス) id: 069036dd65 (このIDを非表示/違反報告)
巫女月 - みっきーさん» わざわざ数ある中から探していただいて、ありがとうございます…！ (2022年4月16日 0時) (レス) @page2 id: 44a9584735 (このIDを非表示/違反報告)
みっきー(プロフ) - 了解致しました！先程フォローさせていただきました！よろしくお願い致します(*´`)♡ (2022年4月14日 14時) (レス) id: 39298dc62b (このIDを非表示/違反報告)
巫女月 - みっきーさん» 作品名も一緒にユーザー名に書いてありますので、かなり分かりやすいかと思います…！ (2022年4月14日 1時) (レス) id: 44a9584735 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：巫女月 | 作成日時：2020年12月23日 2時
