Vanilla

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あれからというもの



ピンク頭は(






｢名前Aって言うんだ〜｣

｢Aちゃんて呼ぶわ！！！！｣



｢えまって無視しないで｣




｢ねぇねぇねぇ〜！｣








｢うるさいピンク頭｣




あっやば



｢ちょっとまって俺ピンク頭って呼ばれてんの？｣


｢え、あっ呼んでないですごめんなさい｣






やばいいつもの癖出たどうしよ殺される

恐る恐る俯いていた顔を上げるとそこには笑顔のピンク頭が居た。




｢ふはっまじ面白いね｣

｢え｣






笑った顔も優しいななんて思ったり思わなかったり。





みんなが思ってるほどほんとに悪い人じゃないのかなってほんとにほんとに思うようになる。




うざいけどさ。流石に先輩だから言えないけど。



｢てかなんで1年の教室にいるんですか｣

｢会いに来た｣





？


｢え？｣





｢、、んぁもうなんでもねぇよ！！散歩だよ散歩！！じゃぁな！！あああ課題終わってねぇ！！｣





バタンッ




いっつも勢いよく教室の後ろのドアが閉まる音がすると教室が一瞬シーンとなる。




教室の真ん中の方では



田中先輩やばいね


案外かっこよくない？


結構タイプかも、、笑笑



待ってそれはないわ笑笑







とか言ってるけどあの人がタイプとか正気！？

カースト軍団も頭いっちゃってんのか！？おい！！！





｢A〜？ぼーっとしすぎじゃない？｣


｢そりゃね、疲れたよ毎日毎日、とかいっても大我だっていっつもぼーっとしてんじゃん｣



｢それは、ない｣






あるわと私




｢樹先輩って遊び人って有名らしいね｣



ん？遊び人？



｢遊び人って何北斗｣






｢まぁ簡単に言うと、、｣









えちょまって私そんな人に肩貸しちゃったりしてたの？やばいって









｢もう寝る！！！！！！｣







｢あららAちゃん大変だね｣


｢朝日うるさい｣




ごめんねっと朝日








ほんとに毎日毎日疲れたよ。






あのピンク頭のせいで。









あれ？



さっきから私







田中樹の事しか頭になくない？？



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