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4話 ページ4
同時に果てると彼女は無言で俺の体を押し返す。
これが終了の合図なんだと察した。
『ねえ、名前なんていうの？』
さっきまでの行為が嘘のようにソファでアイスを食べる君に問う。
「…A」
A。
いつもと変わらない一夜だけの関係にしようと思ってたのにまたバニラに纏われたいと思ってしまう。
･
「元太、好きな人でも出来た？」
『…は？』
あの日から呼び出されては彼女の家に行き愛のない行為を繰り返している。
そんな毎日が普通になってきた頃、仕事で一緒にいたケイにそんな事を言われた。
「あ、それ俺も思ってた。」
ゲームをしていた海人まで画面に目を向けたままケイに同意する。
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作者名：あやんちゅ | 作成日時：2021年1月27日 22時
