恋は甘いに限る / 瑠璃川幸 ページ13
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憧れていた 、彼に 。
中学2年の秋 、席替えで向坂椋くんと隣の席という関係を築き彼の人柄に触れ幸くんを知ったのがきっかけだ 。
__ 好きになってしまう 、きっかけ 。
女の子みたいな男の子 。
失礼な言い方かもしれないけれど、私服はスカートだと話は聞くしスマホケースも可愛いのだ 。
椋くんとは同じ劇団で活動していて、同じ寮で生活しているらしい 。
「 瑠璃川幸 、よろしく 」
『 Aです 、お願いします 』
椋くんが 幸くんかっこいいから観に来て と渡してくれたチケットで観劇し 、その後学校で話すことができた。
近くで見るのは初めてで 、こうして幸くんと話している間も廊下を歩く生徒は幸くんと私の隣に立つ椋くんを見て小さく歓声をあげている 。
睫毛は長くて肌は白くて 、舞台の時より声が低くて男らしい 。思わず見とれてしまって自己紹介が遅れてしまった 。
「 Aちゃん 、幸くんと話せてよかったね 」
『 幸せすぎる … 』
「 ふーん 、俺のファンになってくれたの? 」
この時から 、好きでたまらなかった 。
幸くんにそう言ったら 、どんな反応をしてくれるのだりうか 。
うわぁ 、キモ … 。と顔を顰めるのか
まさかだけど照れてくれるのか 。
片想いをして1年 、チョコレートに想いをのせた。
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作者名:Chocolate palette.製作委員会 x他4人 | 作者ホームページ:なし
作成日時:2018年2月14日 21時