ヴァンパイアに恋しちゃいました【M!LK】④ (ページ9)

今日:22 hit、昨日:0 hit、合計:15,900 hit

ページページ9

A「な、何で……です……？」

勇斗「Aは……俺がヴァンパイアにも関わらず、怖がらないで、一生懸命俺の為にいろいろしてくれた……。
そのおかげで、何度も、何度も、救われた……。
それにAはまるで自分の事のように俺の為に涙を流してくれたり、笑ったり、怒ったり……。
俺は、それが嬉しかった……。
一人ぼっちだった俺を、Aは見捨てないでずっと側にいてくれた……。
そして、一緒に過ごすうちに、そんなAにどんどん惹かれてて……。
だから気付いたら……俺はAが好きで好きで、たまらなくな――――」

A「ストップストップストップ！！！も、もういいです！！！もう、いいです……。それ以上聞くと、なんか、おかしくなっちゃいそうで……」

勇斗「ごめん……。
何回も、Aに好きになってもらえるように、頑張ったけど……いっつも怒らせて、ばっかだよな……。
ほんと、ごめん……」

突然そんなことを言われても、やっぱり整理がつかない。
勇斗さんが、私を好き……。
じゃあ私は、勇斗さんが好き……？

好き……。

でもこの好きって、何の好き？
友達として？
ヴァンパイアとして？
家族として？
それとも……。

勇斗「それに、ヴァンパイアに好かれても、困るよな……」

私は、一体勇斗さんをどう思ってるの――――？
　