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百二十七話 ページ34

魔女?魔女って、確か表でも裏でも有名なあの魔女か?そんな奴がなんでここに......。



武器を下ろさずに自分の事を魔女と言った人を見ながらオビはそう思った。魔女はオビの心の中を覗いたかのように、


『....えっと、おれさ、魔法で遠いところまで見ることができるんだよな。それで、宿の中から色んな場所を視ていたんだが、誰か森の中で大怪我をしている人を見つけてな......そんなことよりも、君、そのままだと危ないぞ。その傷治してあげるから、武器を下ろしてほしい。』


そう言ってからまた一歩近づいた。オビは警戒心を解かずにまた睨み付け、


「今日初めて会った奴のことを信じることが出来るか.....!お前、俺を助けて何が目的なんだ....っ!」


苦しそうに息をしながら魔女にそう聞いた。魔女は少しだけ悲しそうな表情をしながら、


『まぁ、ごもっともな答えだよなぁ....そうだよなぁ、無理だよな今初めて会った奴から傷を治すなんて言われたらそう思うよな.....でも、おれは別に目的とか何もない。助けたいって思ったから今こうしているんだ。というかほら、君もう息がぜいぜいいってるじゃないか!意識だってもう保つので精一杯だろ?』


と言ってまたもう一歩近づいた。オビと魔女の間の距離はもう人一人分まで縮まっていた。


「......っ、来るな!」


オビは手に持っていた武器を魔女の首に近づけた。魔女はゆっくりと真っ黒な手袋を着けた手を伸ばし、そして_______





クナイのようなその武器を思い切り掴んだ。





『悪いが少し眠ってもらうぞ。本当に君を傷つける事は絶対にしない、この命を賭けてでも。』


ポタ、と魔女の手から出た血が握っている武器をつたって地面に落ちた。オビはそれを見て目を見開いた。次の瞬間、強い眠気に襲われ、意識を深い闇に落とした。






魔女_________シャイニーは体の力が抜け倒れそうになったオビを抱き留め、眠っているオビの顔を見つめ、



『...少年の頃のオビの顔めっっちゃ可愛いめっっちゃ養いたいもうやだ無理尊すぎて死んじゃう。』

真顔でそう呟いた。



________________________




オビが目を覚ますと、見知らぬ天井が見えた。


(______ここはどこだ?確か、あの仕事が終わった後に町へ降りようとして.....)


頭の中でそこまで考えたが、まだ意識がぼやけていたのでそれ以上は何も思い出せなかった。すると、


『おっ、起きた!具合はどうだ?』


ひょい、と魔女がオビを覗き込むように見つめた。

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ルチェスト・クレアール(プロフ) - ライさん» またコメントくださってほんっっとうにありがとうございます!!!心に来た、という言葉を頂けて本当に幸せです。ありがとうございます!!頑張ります!!! (8月1日 23時) (レス) id: c42395a0dd (このIDを非表示/違反報告)
ライ(プロフ) - 続編おめでとうございます!魔女さんのセリフ、やっぱり好きですねぇ。前作は心に来ました。これからも更新頑張って下さい。応援しています。 (8月1日 23時) (レス) id: 2ac506ad59 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ルチェスト・クレアール | 作成日時:2019年7月30日 0時

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