何色に染まる？2【すとぷり】

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ジェルside


『っ〜〜〜！！！んんんんんん！！！痛くない痛くない痛くない痛くない！！』


痛くないって呪文のように言うとるA。

消毒液で処置してるんやけど、消毒液が嫌いなのか、痛いのが嫌いなのか、、分かるで、その気持ち。痛いの嫌よな〜。



弟｢ちょ、苦しい、、｣



『あ、ごめん。』



ジェル｢A、手繋いでようか？｣




そんなAが愛おしくて、咄嗟に出た言葉。




『お願いしていいですか？(涙目)』




涙目で言うのは、反則やろ。




ジェル｢も、もちろん？｣



ギュッ！と力を入れるA。
可愛すぎやろ。



さとみ｢あと1回だから、我慢して。｣

『…うん。』



ギュ！！



頷き、より一層力を強めた手。
手ちっさいな〜。細いな〜、莉犬より、細いんちゃう？ってぐらい。



ジェル｢大丈夫やで、痛くないからな？｣



『…うん。』




ってぷるぷる震えて、目を思いっきり瞑って俯いてるA。


頑張れ！もう少しやで！



心の中で言うてみたり？




さとみ｢はい。終わり。あとは、ガーゼかなんかするか。｣



ころん｢どんな転び方したらこんなに皮むけんだよ。｣



るぅと｢女の子なんだから、自分の体大事にしてください！！｣



『だって！！喧嘩でも、慣れてるから、いいかなって、、』



弟｢Aがいなくなって困るの、俺だけじゃないんだよ？｣



『う、、分かりました。』




さすが、弟パワー。一瞬で納得したわ〜。




さとみ｢はい。終わり。｣



ななもり｢今度から、気を付けること。焦らない事！分かった！？？｣



『はい。……てか！！皆さんに渡すものがあるんです！！』



莉犬｢Aが俺らに！？？｣



『あ、じゃ、まず、弟！！』



弟｢ん？俺？何〜？｣



『これ！ネックレスと指輪！！』



弟｢あぁ！おそろの！！！｣



「「 おそろ、、、？？ 」」




みんなが一気に静かになった。









･









おそろ、とは、、？

それに、指輪、、？









･









分かってる。
ただの嫉妬ってことぐらい。

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