ご ページ5
3月10日 AM6:00
尋常じゃないくらいの胃の痛みを感じて目が覚めた。
「いった…」
昨日よりもずっと鋭くて、
起き上がれないくらいの痛さに思わず涙がでそうになる。
薬を取ろうにも動けないから取れず、
とにかく痛みが収まるまで耐えるしかない。
ようやく痛みがひいてきたかと思ったら今度は吐き気がしてきた。
いや、あまりの痛さに元々あった気持ち悪さに気づいていなかったのかもしれない。
何とか薬だけ飲んでトイレに行く。
「うっ、おえっ、、はぁ」
えずくだけで何も出てこない。
そういえば昨日は結局何も食べてないんだった、と思い出す。
何も出てこないのに吐き気は収まらなくて、
やっとトイレから出られた時には8時を過ぎていた。
今日は全体ミーティングがあるから
8:30に集合がかかっている。
今から急いでいけば…と思ったが
何も用意をしていないことに気づく。
とりあえず、誰かに連絡しなきゃ。
…哲人さん
数回コールがなった後に
山田「むね？」
と、哲人さんが応答した。
哲人さんの声が聞こえた瞬間、
安心してかどうか分からないけど泣きそうになって、
「哲人さんっ、おれ、」
なんて言葉に詰まってしまって。
優しい哲人さんは焦った様子で
山田「むね、？俺すぐ行くから。」
と言ってくれた。
本当に数十秒で扉がノックされる。
俺の部屋番号知ってたんだと驚きながら扉を開ける。
山田「どうした、？」
「…」
山田「話してくれないとわかんないよ？
その様子だと何も準備できてみたいだけど…」
「俺、もうどうしたらいいか分かんないです。
ただでさえ打てないの辛いのに、ファンからも色々言われて、
やらなきゃと思っても体、動かないし…」
山田「あー、背負いすぎなんだよむねは。
もっと1番近くのメンバーを見てよ。
ファンなんかよりむねのことずっと知ってるでしょ。
みんな、今までむねに何か言った？」
「いや…」
山田「皆、むねのこと信じてるんだから。
むねが打てなかったらみんなで繋いで点を取る。
みんなそんな気持ちでやってるんだよ。」
分かってる。皆俺の事気にかけてくれる優しい人だって。
でももう、1度壊れかけた心身ははなかなか癒されない。
信じる、信じられるってなんだろう…
そう思えば思うほどまた、胃が痛くなってきて…
山田「むね!?」
気づいた時には床に座りこんでいた。
「はっ、はぁ、」
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味覚糖(プロフ) - 莉詩奈さん» 小説を全然作ったことなくて、初めてオリジナルフラグの存在を知りました…教えて頂き助かりました!!ありがとうございます！ (2023年3月22日 17時) (
レス) id: 5df4833bbe (このIDを非表示/違反報告)
莉詩奈(プロフ) - 失礼します。オ.リ.フ.ラ立っちゃってますよ！更新頑張ってください！ (2023年3月22日 16時) (レス) id: 40cb652138 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：味覚糖 | 作成日時：2023年3月21日 16時
