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*
Valkyrie、ついに時代終わったな
今度のfineのドリフェスいつ？
fineもいいけど紅月もいいよね
海神戦だって、ついに深海奏汰も落ちるのか〜
普通科でも、最近は異様な熱気に浮かされている
五奇人を褒めたたえていたクラスメイトたちは一気に手のひらを返し、fineや紅月を持ち上げる
そして、その熱の矛先は五奇人、だけではなかった
『痛っ』
指を見ると血がべっとりとついていた
開けようとしていたロッカーの持ち手に、カッターの刃
くすくすという笑い声も聞こえてきた
｢もう朔間零なんて怖くないのよ｣
｢さっさと一緒に学校やめれば？｣
おそらく、このカッターの刃を仕込んだであろう女子生徒たちが私に向かって浴びせてくる罵声
それに合わせてその場にいた男子生徒たちまでもが囃し立てる
やーめーろ
やーめーろ
やーめーろ
手を叩いて『学校を辞めろ』とコールが巻き起こる
アイドル科で、五奇人本人に近づけない代わりに、朔間零の女をやる
最も身近で簡単な熱の発散方法
いまだ続くコールの中、頭はやけに冷静だった
.
放課後、帰ろうと靴箱をあける
後ろから、誰かついてきている気配がした
靴箱に何かを仕込んだ誰かが、面白がるためについてきているのだろう
もちろん、昼の経験を生かしてカッターの刃に細心の注意を払いながら
なにかされていると思っていた靴箱は案外綺麗で拍子抜けした
やけに綺麗な靴箱の中には
『交換、日記』
少し湿ったローファーと一緒に、忘れもしない1冊のノート
零が、ここに来ていた？
靴箱が綺麗なのも、ローファーが湿っているのも、おそらく悲惨な状態になっていたであろう私の靴箱を片付け、ローファーを洗ってくれたからだろう
見慣れたノートを開くと、“ずっと待ってる”の文字
それだけしかなかったけど、十分すぎた
『書いている人と日付くらい、書きなさいよね』
やっぱり私は零が好きだ、
ノートを胸元にぎゅっと抱きしめる
すると、背後から、ノートを奪い取られた
｢このノート、なぁに〜｣
｢俺たちにも見せてよ｣
下劣な笑みを浮かべた男が二人、立っていた
*
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ゆゆちゃん(プロフ) - 夜桜 奏さん» こちらこそ読んでくださりありがとうございます！更新早いのがだけが取り柄なので頑張りますっ笑 (2019年9月13日 22時) (
レス) id: 7a2e201cbb (このIDを非表示/違反報告)
夜桜 奏 - 健気すぎる夢主ちゃんに涙です…頻繁に更新して下さりありがとうございます!いつも楽しみにしています (2019年9月13日 21時) (レス) id: dd2c6bf5e1 (このIDを非表示/違反報告)
ゆゆちゃん(プロフ) - 月見団子さん» ほんとですね、申し訳ありません！非公開外しておきました。。気をつけます！ (2019年9月13日 17時) (レス) id: 7a2e201cbb (このIDを非表示/違反報告)
月見団子 - いつも楽しく読ませていただいております。えーと…『75話』が抜けてません？ (2019年9月13日 17時) (携帯から) (レス) id: d5ccda77cf (このIDを非表示/違反報告)
ゆゆちゃん(プロフ) - うみさん» そう言って貰えて嬉しいです！こちらこそありがとうございます！ (2019年9月13日 2時) (レス) id: 7a2e201cbb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆゆちゃん | 作成日時：2019年9月11日 1時
