80.私に彼氏はいません ページ5
ローは真剣な様子で本棚を眺め、時折手にとっている
私は本を読むフリをしながらチラチラと様子を伺う
お！こっち来た！
ロ「これを、頼む」
3冊の医学書をカウンターに置いた
『はい、まいどあり〜』
お金をもらい、袋に丁寧に本を入れる
『ところで・・トラファルガー・ローだよね』
ロ「！！あぁ、そうだが・・知ってるのか？」
警戒してるのか怪しいものを見るような目を向けてくる
おぉ・・怪しまれてる・・それもそうか、急に話しかけたもんね
『ま、まぁね・・ロシィ・・いや、コラソンか？
コラソンは元気？』
ニコッと微笑みながら言う
ロ「お前・・・何者だ？
なぜ、知ってる？」
目付き悪いな！！
『ハハ、そんな警戒しなくても・・
うーん・・一応ロシィの姉かなー』
もう、ロシィの方が歳上だからね・・
ロ「姉・・まさか、お前・・」
ガチャ
シ「あらぁ？ユラちゃんのお友達？」
ロ「ユラ？・・・やっぱり・・」
シオリさんがニコニコしながら出てきた
『え・・・いや・・』
友達・・なりたいけど
ほぼ初対面だからな・・
シ「ええ！？まさか・・彼氏とか！？キャー！！」
いや、何も言ってないし！
シオリさんおばあちゃんだけど、やっぱり乙女なんだな・・
ローがなんとかしろと冷たい目で見てくる
『あー・・あの、シオリさn「なんじゃと！？彼氏！？」・・ブ、ブックさん・・」
ブックさんがまんじゅう片手に飛び出してきた
シ「そうなのっ！カッコいい方よねー！」
ブ「まぁまぁじゃな・・頭は良さそうだ」
なんか彼氏ってことになってる！
ローからの圧もすごい・・けど何気に誉められてちょっと嬉しそうじゃないか！
『あの、彼氏とかじゃなくて・・知り合いの知り合いで・・』
シ「フフフ、照れてるのよ！」
ブ「そうみたいじゃな！」
困ってるんだよ！！
もー、いい歳して何ワクワクしてんだよ！
可愛いけどな！！
シ「二人でお茶でもしてきなさいな！」
『いや、彼氏じゃないし・・お店のこともあるし・・』
ブ「ホッホッ、照れてるの〜
ユラちゃんは、いつもよくしてくれてるから店の事は気にせず遊んでおいで」
ぐいぐい押されてローと一緒に店の外に追い出された
シオリさんはいつの間にか私の鞄を持ってきてくれている
『あ、あの！・・だから、違くて・・』
シ「楽しんで来るのよ！行ってらっしゃい！」
バタン！！
鞄を押し付けて扉を閉められてしまった
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もみじ(プロフ) - ずっと待ってました…！更新ありがとうございます！！続編も頑張ってください、応援してます (2020年5月15日 0時) (
レス) id: 3e86150fd8 (このIDを非表示/違反報告)
ゆらゆら(プロフ) - 皆様コメントありがとうございます！一人一人に返信出来なくてすみません。やっと、やーっと・・更新しました〜 (2020年5月14日 13時) (レス) id: ddf66e2b02 (このIDを非表示/違反報告)
黒猫R.S(プロフ) - 続き待ってますq(*･ω･*)pﾌｧｲﾄ! (2020年4月4日 16時) (レス) id: 6b61d82590 (このIDを非表示/違反報告)
優李(プロフ) - あイカさん» みきって読むんじゃない？ (2020年3月15日 17時) (レス) id: 8164e16a1a (このIDを非表示/違反報告)
さくら - 続きを楽しみにしていますー！！(*´∇｀*) (2019年10月11日 0時) (レス) id: d58da1ced2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆらゆら | 作成日時：2018年3月31日 22時
