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突然2人、取り残された部屋の中。
クーラーが動く音と、時計の正確な秒針の音だけがする。
翔「なんか、皿欲しいんだけども」
静かな空間を切り裂いたのはそんな台詞だった。
皿？
私は不思議に思いながらも、
食器棚の一番手前にあった白いボウルを取り出して、櫻井さんに手渡した。
翔「ん」
私は顔をしかめた。
佐藤さんがいた時と全く態度が違う。
上司がいなくなって、くつろいでるとかいうレベルじゃない。
あろうことか、彼は突然ポケットから煙草のケースとライターを取り出した。
「ちょ！ちょっと待ってください！
皿って灰皿？っていうか、ひとン家で勝手に煙草吸わないでください」
私がそう言うと、明らかに不満顔。
翔「何？じゃあ、ベランダで吸えばいーの？」
「そういう問題じゃありません！
ていうか、なんですか！さっきと今の態度の違い！」
翔「あれ？佐藤さんからなんにも聞いてないの？俺のコト。」
「なんにもあなたのこと聞いてませんよ！」
翔「ふーん」
その含み笑い不気味なんでやめてもらえます？？
翔「ま、いーや。
とにかく、俺、オマエみたいなやつに優しくする気ないから」
覚悟しとけよって言ってるかのような、嘲笑い。
まるで…少女漫画のよくある場面のようです…。
だから、
「上等ですから！優しくされなくても別になんとも思いません！」
少女漫画の強いヒロインみたいな返ししてみた。
すると櫻井さんは、フッて鼻で笑って、
翔「ま、どこまで面白がらせてくれるか、楽しみにしといてやるよ」
こうして夏の終わり、
私と最低最悪編集者・櫻井翔との二人三脚は始まったのです。
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葉月(プロフ) - みぃこさん» コメントありがとうございます！楽しんでいただけるよう精一杯更新頑張らせていただきます(^O^) (2018年1月14日 22時) (
レス) id: a6ebf90660 (このIDを非表示/違反報告)
みぃこ(プロフ) - こんにちは☆これからの更新楽しみにしてます(*^^*) (2018年1月13日 16時) (レス) id: 22f30ee0ea (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：葉月 | 作成日時：2018年1月10日 12時
