三声 ページ3
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夜11時過ぎ。
『いっつもこんなに遅くまでバイトしてるの?』
彼の仕事が終わるのを待っていた。
仕事はとても大変そうで。
「そうだよ〜」
かみなりくんは確か、
チャージズマとして活動していたはずだ。
プロヒーローとして働いているならお金に困ることはあまりないだろう。
『なんでバイトしているの?』
そう聞くと、彼はバツの悪そうに
「あ〜、彼女と別れて。
忙しくしてなきゃやってらんねぇ!」
と言うものだから、速攻謝った。
否。人の気も知らないのは、私の方だ。
しかし彼はにこやかに大丈夫、と言ってくれた。
勝己は私と別れてもきっと。
寄ってくる女の人なんて星の数程いるのだろう。
そう思うと胸がきゅう、と苦しくなる。
「しかし、爆豪がそんな奴だとは思わなかった」
彼は少し蔑んだような目で私に言う。
『でも、浮気されるのにも原因があると思うから、そんなに彼を責めないで!』
私にもダメなところがいっぱいある。
“それに彼はモテるから仕方ない”
心のどこかでそう括り付けてしまいたかった。
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メル(プロフ) - 泣いた好き大好き(?) (2月14日 13時) (レス) @page49 id: 0286e7ca09 (このIDを非表示/違反報告)
ゆずな - え、好き(唐突な告白) (10月9日 18時) (レス) @page49 id: f39121074c (このIDを非表示/違反報告)
にろ - ヒロアカの夢小説初めて読みました!とても新鮮で面白かったです! (2023年2月4日 20時) (レス) @page6 id: 9e703bdb3e (このIDを非表示/違反報告)
相葉 - 空白さん» 割り込みコメント失礼致します。主様の仰っている登場人物が多いという意見ですが、それがこの小説の魅力ではないのでしょうか?作者様はあらすじにも逆ハー気味と記載してありますし、仮に不快な思いをされたとしてもそこまで強く言う必要はないのではないかと思います (2023年1月6日 20時) (レス) @page42 id: 35810b7875 (このIDを非表示/違反報告)
rairas - もぉー!夢主のことが好きな人が沢山現れて、揺らぐからいいんじゃないですかぁっ!!(照)さいこーに面白かったてす! (2022年10月11日 21時) (レス) @page49 id: 7e61cd56ff (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ろくんろーる | 作成日時:2018年8月16日 21時