その2【十二港】 ページ12
─リアンside─
これで諦めてくれるっ！
なんてバカな考えやめとけばよかったかな。
その証拠に目の前の海王類クンはなんか目をキラキラさせてるし。
海王類「ねぇねぇ！！見たことない顔だね！すっごく美人！ところでさぁ！あの島に行くの？初めてでしょ？！なら僕が案内してあげるよ！ねぇ！どう？？」
……全く人の話聞いてないね。キミ。
ていうかさ、みんな気がついてる？私……なんで海王類クンの言ってる言葉わかるの？
↑いや誰に言ってんのよ！
けど、道には迷ってたから、ちょうど良かったと前向きに捉えるべきか。だが、そもそも今の私の姿を見てこの子は怖くないんだろうか。
リアン『ぁあ……ありがとう。実はね匂いを辿りながら、今ここにいるんだけど迷ってたんだよ……。……だが、キミ。私が怖くないのかい？こんな姿なのに。キミから見たら十分化け物だろ？』
私は真剣な顔をして、海王類クンに言葉を発した。
さぁ、キミはどんな顔をする？
……でも、思ってた反応と違った。
海王類「？なにが？怖くないよ？綺麗だもの。綺麗な黒だよ？それの何が怖いのさ。あと……いやぁ。まさか…………な。それよりどうする？島へ案内しようか？」
案内しようか？と疑問形で返してきたが、この顔は……案内したいんだな。まぁ、人間は嫌いだがコイツは別だ。とりあえず、日が落ちる前に上陸したいし、このまま別れても、一生辿り着くことは無いだろうな。
つまりここは……
リアン『じゃあ、お言葉に甘えて。案内してくれるかい？あと、船を隠したい。どこか隠せる場所に案内してくれ。』
と言った。方向音痴な私にとって、もうこれ以外の選択肢は見つかりそうにない。
今はともかく、食料を手に入れ、休息を得たいんだ。
海王類「分かった！じゃあ着いてきて！とっておきの岩場があるんだっ！誰にも見つからない、僕ときみだけの隠し場所さ！」
そういうと、海王類クンはついて来いと言うかのように一度ジャンプし、船を誘導し始めた。
これなら何とか日が落ちる前に辿り着くことが出来そうだ。
作者が通りまーす【十三港】→←匂いを頼りに、海王類と。【十一港】
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Licht-リヒト-(プロフ) - 哀羅さん» 応援しております。文字は書いた分だけ上達しますし頑張って下さい！ (2020年8月3日 17時) (
レス) id: 882fee5827 (このIDを非表示/違反報告)
哀羅(プロフ) - Licht-リヒト-さん» オォ！！リヒトさん！！ありがとうございます！！嬉しすぎます泣泣でもこれでもあんまり上手くいってなくて。視点の切り替え下手っぴです笑これからどんどん上手くなれるよう精進します。コメントまで下さりありがとうございます！ (2020年7月22日 17時) (レス) id: 58bdaeccd2 (このIDを非表示/違反報告)
Licht-リヒト-(プロフ) - すごく面白いですね！ 主人公の能力もカッコよくて良いなと思います。また、視点の切り替えもお上手で読みやすかったです。 (2020年7月22日 10時) (レス) id: 17df9f06ee (このIDを非表示/違反報告)
哀羅(プロフ) - 部屋狭さん» 嘘ですよー！私なんかよりも、部屋狭さんの方が絶対良いですよ！！！！でも、とても有難いお言葉です！！ありがとうございます！！そして何よりもわざわざ読んでくださり、コメントまで下さったことにもう嬉し過ぎてハーレムです笑 (2020年6月26日 18時) (レス) id: 58bdaeccd2 (このIDを非表示/違反報告)
部屋狭 - めっちゃ面白いです！私、設定こんな練れないんでウラヤマです… (2020年6月26日 18時) (レス) id: becd15f444 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：哀羅 | 作者ホームページ：http://.uranai.riane.jarrck
作成日時：2020年5月16日 12時
