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ー第11話ー ページ12

…きっと、また出会える。』

風が原稿の上にあるペンを少しだけ動かした。

清々しい風が頬にあたり目を覚ます。

仕事をしながら寝てしまったようだ。

「ん、あれ、なんで泣いて…」

目をゴシゴシとこすり伸びをする。

「まふくん、まふくん!」

「天月くん?どうしたの。」

「空!見てみて、すっごい綺麗だから。」

窓から空を見上げる。

「綺麗…」

空は真っ青に染まっていた。

?…空?

心に何か引っかかったような気がした。

そら…そ…ら

そ…ら……る

「!!、天月くん、ちょっと出かけてくる!」

「え!?どうしたの急に!ってもう行っちゃった…」

「まあいっか、最後まで書けてるし」

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

「そらるさん!おーい!」

「…?、ああ、おはよう。」

グーっと伸びをした。

「いやおはようじゃないですよ!こんなとこで寝てたら風邪引くでしょ。」

「てか、なんで歌詞太郎がいるんだよ。」

「いや、MIXについて相談が〜。ってなんで泣いてんですか?」

泣いてる…?

泣いた覚えなんてないんだけど。

目に指を持ってくと涙がたまっていた。

「花粉症ですか?」

「いや、違う。」

「それで!そらるさん、進んでますか?」

「うん、あとは音源を入れるだけだしな。」

「おお〜!そんな仕事の早いそらるさんにオススメの本です!」

「じゃんっ」と歌詞太郎は一つの本を出してきた。

「本…?」

「これはまだ、上巻なんですけど、すっごく面白いんですよ!友達が担当してる作家さんなんですけど本当によくって。」

「はいはい、」と言いながら歌詞太郎から本を受け取る。

「相川…真冬?」

「ん?そうそう。なに?知ってましたか?」

真冬…

まふ…ゆ…

まふ…ま…ふ

「わるい、出かけてくる!」

バタンっ!

「え!?だから、相談が!」

風で本のページがピラピラめくれる。

本の題名は…

《セカイシックに少年少女》

ーエピローグー→←ー第10話ー



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瑞飴(プロフ) - 蒼空さん» ありがとうございます!!!出会った後ですか……。気が向いたら書いてみますね!!! (2018年6月23日 19時) (レス) id: 621dce32e3 (このIDを非表示/違反報告)
蒼空 - 感動しました…是非最後出会った時を見たかった…これからも頑張ってください (2018年6月23日 17時) (レス) id: 7afeae3c45 (このIDを非表示/違反報告)
瑞飴(プロフ) - 殿厨。さん» コメント!ありがとうございますっ!!そうなんですか!!泣いて、って泣いて!?え!?大丈夫ですか?! (2017年9月18日 22時) (レス) id: 621dce32e3 (このIDを非表示/違反報告)
殿厨。 - え、、、泣いちゃったよ、、、感動作だよ、、、 (2017年9月17日 19時) (レス) id: 3323326224 (このIDを非表示/違反報告)
瑞飴(プロフ) - えりさん» うわぁぁぁぁああああ!!ほんとですか!?嬉しいです!!ありがとうございますっ!!そうなんですか!!私も好きですw面白いと言って頂けて嬉しいです!ありがとうございました! (2017年9月9日 19時) (レス) id: 621dce32e3 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:瑞飴 x他1人 | 作成日時:2017年8月27日 23時

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