第４話 ページ5
貴「さぁトキワの森に初めの一歩！」
Aとユナはトキワの森に入った。
野生ポケモンと戦いながら、ゆっくりと森を抜けていった。
貴「う〜、結構日が傾いてきちゃったな。」
ﾕﾅ『そりゃあ、あれだけゆっくりしていたら遅くなるものも遅くなるでしょう。』
ﾉｱ『でも、強くなった気がするぞ！』
ヒトカゲのノアがそう言う。
貴「強くなった気がするんじゃなくて、強くなったんだよ。」
ﾕﾅ『あれだけ戦ってたらレベルも上がるわよ。それより、疲れたから早くポケモンセンターに行きましょう』
貴「うん！……………あれ？何だか声が聞こえない？」
ﾉｱ『あっちだ！あっちから聞こえるぞ！』
A達は声が聞こえた方に走った。
貴「あっ！あそこに倒れてる青いポケモンがいる！」
ﾕﾅ『酷い怪我。麻痺にもなっているみたい。早く手当てしてあげないと。』
貴「うん。ポケモンセンターに連れて行く前に応急処置をしなきゃ。えっと、傷薬でしょ。あっ！さっき拾った木の実って使えるかな？」
ﾉｱ『クラボの実とオレンの実なら使えるぞ！』
貴「じゃあすりつぶして食べさせておこう。」
Aは青いポケモンに傷薬を付け、木の実を磨り潰した。
貴「お願い、食べて。」
青いポケモンは少しずつだが、木の実を口に含んだ。
貴「良かった！」
次第に青いポケモンの麻痺も薄れ、寝息を立て始めた。
貴「ユナとノアはこの子の事研究所で見た事ある?」
ﾕﾅ『いいえ、初めて見たわ。』
ﾉｱ『俺もだぞ!』
貴「図鑑で調べてみても見つからないし、他の地方の子なのかな?」
ﾉｱ『主人と何かあったんじゃないか?』
貴「………それだったら、嫌だね。」
Aは青いポケモンを抱え、早足でトキワシティのポケモンセンターへ向かった。
前回のオマケ
貴「って言うかユナ強すぎじゃない?図鑑でささっと技見たけど、4つ以上使えたし、ピチューが覚えない技も使えたよね?」
ﾕﾅ『あぁ、何かもう物心ついたときには使えてたのよ。』
貴「うわぁ、ユナは天才だねぇ!」
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作者名：リンゴっ子の妹 x他1人 | 作成日時：2018年4月10日 18時
