【オリジナル】～神晶譚～ (ページ1)

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〝ツギノスイショウカンリシャハ……夏目坂 A。
…………………オマエダ‼〟

『…………は？』

どうも‼ど田舎Lifeを結構enjoyしていた夏目坂 Aです‼
俺今すっごい高級馬車に乗ってるんだ～。……えっ？なんでかって？説明するとね～‼

なんか浮いてる水晶に【水晶管理者】ってのに選ばれた瞬間に，10人くらいの精霊さん達が俺を馬車に半強制的に乗せたんだ‼

………ごめんわかんねぇし自分の説明の仕方究極的にキモかったから吐いてきていい？
あ馬車に乗せられてるから無理だったはい俺の人生終了のお知らせ～～。

『あの～。この馬車どこに向かってるんすか？』

「王宮です」

『なるほど～……………………はい？』

オウキュウ？

『………オウキュウって美味しいですか？』

「はい？」

『あなんでも無いでございます』

「……大丈夫ですか？」

『大丈夫だと思うならあなたの目は機能していないと思います』

「…………やはり…いきなり馬車に乗せられて混乱しているようですね」

『混乱しない人はいないと思います。てかいないと願ってる』

「質問はありますか？お答えできる事であればなんでもどうぞ」

『全部だよこの状況全部。…………でもまぁ…取り敢えず……【水晶管理者】って何ですか？』

「……この国の国王の決め方はご存知ですよね？」

『はい。水晶が選んだ8人の‘国王候補’が，水晶が出す試練をクリアして国王になるんですよね。』

「その通りです。そして……国王候補に試練を出す水晶を管理するのが………【水晶管理者】の仕事です。…【水晶管理者】がいなければならない理由は…水晶の出す試練を聞き取ることができるのは，【水晶管理者】だけだからですね。」

『‼…初めて知った……でも………何で俺なんだ………？』

「それは……水晶が選んだからですが…夏目坂様が‘資格者’だからでもあると思います。」

『⁉………その呼び方…は………………』

「夏目坂様も……呼ばれたことが一回でもあるはずです。」

『1回どころか……いっつも言われてる。…なんなんだ？‘資格者’って…」

「…‘資格者’とは…………