新・信長公記 (ページ3)

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前回の続きからです

「俺は織田信長」

「織田、信長とな！？」

「なんだその顔は、貴様うつけか？」

「貴様変な女だな」

人を貴様と呼びうつけと叫ぶそして道端でいつも何かを食べていた戦国武将それが──────

「織田、信長…」

みやびが独り言を言っているうちに信長は校舎の中へと入っていった

そこへ1人の男子が来た

「あーあーあーあー、アホなやっちゃなぁ」

その男はみやびを見ると同時に近寄り

「大丈夫？怪我してへん？」

と言ったがすぐにみやびに「大丈夫でございます」

と返された

「ほんま？あ、俺特進クラスの豊臣秀吉よろしくね」

そういうとみやびはびっくりしたように言った

「豊臣秀吉！？」

「信長の草鞋を懐であたため気に入られた逸話をもつ」

「は？わらじをあっためるって何？」

「てか、手冷たあっためたろか？」

「秀吉は女性に目がなかったとされ、若い娘を数多く囲っていたとか」

そう言いみやびは歩き出した

「何ちゃこちゃこ言うてんの？」

「てか、うわぁ、満点ヒップや」

「おしりが満点ヒップとはどう言う意味でしょうか」

またみやびが歩き出したするとそこにはジャージを着た2年生がたくさんいてみやび達を睨んだ

「ここには全国から腕に覚えありの連中が集まってきてんねん」

「そうでございますか、」

秀吉がみやびに説明をしていると突如エンジン音が鳴りだした

「来たで、武田信玄や」

「武田信玄！？」

そういった瞬間ブロロロロと音がした

「どかんかーい！！」

と言いながら改造キックボードに乗った人が来た

この人こそ武田信玄なのだ

「15にして甲州街道の暴走族を束ねたって」

「武田信玄は戦国時代、強力な騎馬隊を持っている事で有名でしたね」

とみやびが食い気味に言った

「それなに？」

するとみやびが何かを見つけた

「あっ！あれはひょっとして上杉謙信！？」

「みんな1回落ち着いて話そうじゃないか」

上杉がそう言うと歯が光った気がした

「平和を愛した義の武将！」

「お前らとっとと帰れボケカス！」

と赤ジャージのひとりがバットを振りかざしながら言った

「危ないよ？」

伊達がバットを掴んだ

するとみやびが早口で

「独眼竜伊達政宗！」

「ガキの癖して舐めてんじゃねーよ！」

青ジャージの人が殴りかかろうとしていた

『おっと、ごめーん僕身長低いからさ君の事見えてなかったよ』

とAが青ジャージの人の拳を手で受けて止めながら言った