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d ページ4

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「遅くなってごめん」


「問題ない」


「それで私に何か用?上からはなにも聞いてないけど」


警視庁近くまで迎えにきた降谷と合流し、停車している車に乗り込む


こんな風に改めて話すのはいつぶりだろうか


殉職した諸伏の葬式以来かもしれない


出来れば会いたくなかった


「何故登庁しない?」


「しなくても仕事はできるでしょ」


「部下に示しがつかないだろう」


「降谷がいる」


「そういう問題じゃない」


「別に私が居ても居なくても変わらない、それに報告書も随時データで送ってる」


「なら俺に連絡くらいしろ」


「連絡?」


「潜入先は教えてもらえない、携帯は出ない、家にも繋がらない、登庁はしない、どれだけ心配かけたと思ってる」


「仕方ないでしょ、そういう仕事なんだから」


「……本当に変わったな」


「ずっと同じ人なんていないよ……もういい?明日も早いの、じゃあね」


「A!」


強引に車から降りて来てしまった


長く居過ぎると甘えてしまう、沢山話したくなってしまう、側に居たくなってしまう


でも怖い


彼まで失うんじゃないか?


いなくなってしまうんじゃないか?


そう思うと本当に恐ろしい


もう今までのように仲良くは出来ない


だから家も変え、携帯も変えた


彼から見たら今の私は変わってしまったらしい


それでいい


……もう関わりたくない




@
なんか同じこと言ってる

e→←c



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作者名:にんじんさま | 作成日時:2019年3月8日 2時

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