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1日の過程を全て終え、放課後になりウォーキングをするので家に帰って着替えまた北門へ戻った。
北門は生徒は誰一人使っていない。ということでここがユンギさんとの集合場所になっていた。
しばらくするとユンギさんがやってきた。
「悪りぃ待ったか？」
『いえ、私も先程来たばかりです』
「そりゃよかった」
と喋りながら歩きはじめる。
「膝は伸ばして歩いた方がいい」
『こんな感じですか？』
「そうそううまいな」
そうやって細かく教えながらペースを合わせて歩いてくれるこの先輩はすごく優しい。なんだかかっこよく見えた。
「そうそうそうして歩くとい」
すると途中でそう言いかけていきなり止まってしまった先輩。
どうしたんだろうと覗き込むとめちゃめちゃ嫌そうな顔をしていた。本当にどうしたんだこの人。
足下を指差されよくみると、先輩の足には
犬の糞が...
『だ、大丈夫ですか。』
と言いつつやばいさっきまですごくかっこ良かったのに今はなんだかプルプル震えてて可愛い。ギャップにやられて笑いそうになる、笑えるやめてくれ。先輩のこと笑っちゃダメだ。
『ふふふっっ、ごめっフッなさい
さっきまで真面目に教えてくれたのに、今の糞を踏んだなんか姿が可愛くて、フフっ笑いがっ』
やばい笑いが漏れてしまった。まずいと思って笑えてくる顔に鞭を打ったがやはり言うことを聞かない。
ユンギさんの顔を見るとこちらを見て驚いていた
『えっどうしたんですか？』
「おまえ普通に笑えたんだな」
『そりゃわらいますよ、今めちゃめちゃ先輩面白いっㅋㅋ腹がそろそろ捻れそうなくらい笑いが止まらないっフフッ
ちょっと記念撮影してもいいですかㅋㅋ』
すると、ノリ良くピースをしてくれたので連写してしまった。
「おまえ、絶対そっちの性格の方がいいぞ」
『え？』
「いつも、堅苦しい挨拶ばっかりだろ？」
『確かに...？』
確かにそうだ。わたしは声掛けられるまであまり喋らないし、心を許した人じゃないとここまで砕けて話さない。
『家族の前くらいしかこうやって話さないかもしれないです』
「そうか
俺の前では今みたいに喋ってみたらどうだ？」
『え、いいんですか！』
今、多分今までの人生の中で1番目を輝かせたであろう。
やっと、心が許せる人を見つけた。
嬉しいに越したことはなかった。
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Pちゃん（）(プロフ) - 続き書かないんですか？めちゃ気になります！更新頑張って下さい。 (2019年12月7日 21時) (
レス) id: 00ec3437ee (このIDを非表示/違反報告)
いえす - 良い小説ですね。次も期待して待ってます！ (2019年11月18日 20時) (レス) id: b58bd55c9a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ｳﾅｷﾞ師匠 | 作成日時：2019年11月17日 1時
