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「そーいやさ、ソクジン！お前今何人誑かせてんの？ㅋㅋ」
と、ケラケラとおちゃらけている声が聞こえた。
うっわぁ、こんな下衆な話普通こんなところでするかよと思い注意しようと思ったがこいつらしかいないし、まあいいかと妥協した。
することがないので聞こえてくる会話に耳を傾ける。
「いやぁ、別に誑かしてはないよㅋㅋ
ただみんな可愛くて相手しちゃうだけ！まあいまはざっと5人くらいかなぁ」
「いや、それで気になってたんだけどさ！
お前のこと好きな子にAってやついんじゃんㅋㅋあのケバいやつ！
あいつお前の好みのタイプにかけ離れてんのになんであそんでんの？ㅋㅋㅋ」
「面白いからに決まってんじゃんㅋㅋㅋ
俺ケバいやつとか無理だし、金髪とか論外、目なんてあれじゃんパンダじゃん、黒すぎ目にまっくろくろすけでも住んでんのか？ってㅋ俺より足とか太そうだしさㅋㅋ
見た目ばりばり派手なのにめちゃめちゃ無口で会話も弾まないし
だるすぎだよねㅋㅋㅋㅋ 」
そこまで聞いて、ハッとした。
酷く秒針の音がｶﾁｯｶﾁｯと鮮明に聞こえた。
隣に座っているこの女、たしか名前はA。同一人物....？
この言われようだ、泣いたか？
女という生き物は脆く傷つきやすい。すぐに泣く。
頼む、泣くなよ？ めんどくさいから。俺慰めるとか無理だぞ。絶対いやだぞ。
と我ながら最低なことを思った。
様子が気になり隣にいるその会話の内容に出てきた登場人物であろうチョンAに目を向けた。
そうしたら案の定、芋虫を噛みしめたような顔をしていた。
泣いてないだけよかったが
なぜだか俺がいたたまれなくなって
「俺が、あんな風に言われないようにお前を最高の女にしてやるよ。」
と、気づけば口が勝手に動いていた。
『....え』
驚いた顔をした彼女、目の奥が揺らいでいるのがわかる。
意外と綺麗な目ん玉してるんだなブラウンの。
こいつはかなり希望があるかもしれない。
この女を変えてみたい。そう思った。
「俺好みのイイ女にしてやるよ。」
少し、いやかなりくさかったがそう俺が言い放つと、
ｺｸﾝと強くうなずいたチョンA。
そんな彼女の瞳に、俺の口元がニヤリと動いたのが映って見えた。
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Pちゃん（）(プロフ) - 続き書かないんですか？めちゃ気になります！更新頑張って下さい。 (2019年12月7日 21時) (
レス) id: 00ec3437ee (このIDを非表示/違反報告)
いえす - 良い小説ですね。次も期待して待ってます！ (2019年11月18日 20時) (レス) id: b58bd55c9a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ｳﾅｷﾞ師匠 | 作成日時：2019年11月17日 1時
