6.side Leo.N ページ6
(こちらは5.音瀬と萩谷と…の長妻sideのお話になります。)
この日はたまたま、あらんと約束してて出かけていた。あらんはオシャレに無頓着と言われる僕に対してコーディネートをするべく、連れ回していた。
｢さすがにちょっと疲れた……。｣
｢とりあえずカフェに入ろっか。｣
カランカラン、といい音を立てた雰囲気のいいカフェに入って案内された席に行こうとする途中。
｢最近りょーへいに勧められてさ、数学の本読んでんの。｣
｢あれ、A、文系だったよね？｣
萩ちゃんと、シンメのA。
Aは学年は4個上で、既に僕がJr.になった時には演技の仕事もしてて、眩しかった存在。
同じグループに所属するって決まった時には嬉しかったし、少しうざい時もあったけど何かと助けてくれたり甘やかしてくれたりして。
兄弟感の強いシンメ、と言われたけどそのAとのシンメって言葉は僕にとっては特別なものだった。
けど、Aは事務所に残る道を選んだ。
ずっと隣で笑ってくれるって、助けてくれるって思ったのに。
｢ん？ながつ？｣
けど、体は反射的にAに話しかけていて。
｢……Aと萩ちゃん。｣
｢……怜央と顕嵐、か。｣
Aは、切なそうに僕とあらんを見つめてた。
1人だけ残るのに、離れるくせに、なんで。裏切ったのはAなのに、なんで。
｢なんでAがそんな悲しそうな目をするの。｣
そう聞けば、俺どんな顔してたって聞くから、切なそうな顔って言えば、黙ってしまった。いや、聞いたくせに黙らないで欲しい。
｢……SnowManに加入することになった。｣
Aが次に発した言葉はこれだった。
事務所内では、俳優でソロで活動していくんじゃないかって言われてたから、少しほっとしたところがあった。
正直、素直にびっくりした。それと同時に、なんで拒否しなかったの、って聞きたかったけど、辞める僕に問い詰める権利はない。
あらんは、は？って感じで突っかかりそうだったけど。
｢SnowManの6人が拒否しんければ、だけどね。この話はご内密に。｣
しーってリアクションをするから、何も問いつめれなくなってしまった。
何か言いたげなあらんにいこう、とだけ伝えて席に着く。
SnowManには、A以外にも入るのかな。
Aが退所しないことより、シンメが僕じゃなくなることの方が怖く感じるのは気の所為だろうか。あの日より、今日の方が苦しい。
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唯華(プロフ) - コウさん» 遅くなりました。申し訳ないです……汗 まさか同じこと考えていらっしゃる方がいるとは……ビックリしました笑 更新頑張りますのでまた読んでいただけたら幸いです。 (2020年4月8日 18時) (
レス) id: 6f12c91449 (このIDを非表示/違反報告)
唯華(プロフ) - 霧緋さん» 遅くなってごめんなさい……！まず読んで下さりありがとうございます。このご時世なので……読んでいただけるよう頑張って更新しますね (2020年4月8日 18時) (レス) id: 6f12c91449 (このIDを非表示/違反報告)
霧緋(プロフ) - 設定から話の内容まですごく面白くて、更新の通知が来るのを楽しみにしてます!頑張ってください^^ (2020年4月4日 20時) (レス) id: d2b441668b (このIDを非表示/違反報告)
コウ(プロフ) - はじめまして！主人公の、だいたいオリジナルメンバーと同期くらいの25歳で元Love-tuneで王子という設定が、私が頭の中で何となくしていた妄想と全く同じで思わず笑ってしまいました笑 更新楽しみにしています！ (2020年4月3日 2時) (レス) id: a2edf15ef0 (このIDを非表示/違反報告)
けろっぴー - ごめんなさい…。変換出来てましたね。申し訳ないです。 (2020年4月2日 19時) (レス) id: 36e826a44a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：唯華 | 作成日時：2020年4月1日 17時
