5.音瀬と萩谷と… ページ5
｢……って感じでさ。｣
帰ってきた翌日、けーちゃんとカフェに行った。けーちゃんは２個年下だけど一緒にいると落ち着く。
｢そっか。｣
俺のSnowManの加入の話を、けーちゃんは静かに聞いていた。
｢なんというか、現実味はないんだけどさ。ある意味拒否権はないようなもんだから、やるしかないのかなって。｣
｢Aの決めたことならいいんじゃない。頑張れ。……ながつには？｣
｢そのうち。｣
2人はまた別の話へと飛んでいく。共通の飼ってる鳥の話とか、おすすめの本の話とか。
｢そういえば、昨日で舞台終わりだったんだよね。お疲れ様。｣
｢ありがとう。｣
あ、台北のお土産。出演舞台やオフの日の現地での過ごし方の話で花を咲かせたり。
そんな会話をしていると、けーちゃんがちらちらとたまに別の方向を見る。視線の先には、怜央と顕嵐。
｢……怜央と顕嵐、か。｣
｢このままでいいの？｣
｢怜央からしたら、裏切り者かもしれんしさ。｣
近づいてきて欲しくない、と思うが顕嵐たちは近づいてくる。
｢……Aと萩ちゃん。｣
声をかけてきたのは怜央だった。
｢なんでAがそんな悲しそうな目をするの。｣
残るくせに、と長津は文句言いたげに見つめる。ごめん、と言いたいけど言ったところで何か変わる訳でもないから言えない。
｢俺、どんな顔してた？｣
｢切なそうな顔。｣
切なそう、か。
正直、怜央がいなくなるのは寂しい。けど、踏み出さないといけない、いや、行けなくなったから伝えるしかないだろう。
｢……SnowManに加入することになった。｣
｢は？｣
怜央は驚きを隠せないままで、顕嵐は少しフリーズしたものの今にも突っかかりそうな勢い。それをまあまあ、と宥めるのがけーちゃん。
｢SnowManの6人が拒否しんければ、だけどね。この話はご内密に。｣
しーっとポーズをすると、顕嵐は突っかかるのはやめたものの何か言いたげな表情は変わらない。怜央は顕嵐に、行こうとだけ言って別の席に行ってしまった。
｢ごめんね、けーちゃん。｣
｢A……。｣
怜央はLove-tune時代、すごく懐いてて俺も弟のように可愛がってた。だからこそ、残る理由を聞いたらショック受けるだろうし、分かってたから言わずにいるけど。
その選択肢は正しかったのかな。
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唯華(プロフ) - コウさん» 遅くなりました。申し訳ないです……汗 まさか同じこと考えていらっしゃる方がいるとは……ビックリしました笑 更新頑張りますのでまた読んでいただけたら幸いです。 (2020年4月8日 18時) (
レス) id: 6f12c91449 (このIDを非表示/違反報告)
唯華(プロフ) - 霧緋さん» 遅くなってごめんなさい……！まず読んで下さりありがとうございます。このご時世なので……読んでいただけるよう頑張って更新しますね (2020年4月8日 18時) (レス) id: 6f12c91449 (このIDを非表示/違反報告)
霧緋(プロフ) - 設定から話の内容まですごく面白くて、更新の通知が来るのを楽しみにしてます!頑張ってください^^ (2020年4月4日 20時) (レス) id: d2b441668b (このIDを非表示/違反報告)
コウ(プロフ) - はじめまして！主人公の、だいたいオリジナルメンバーと同期くらいの25歳で元Love-tuneで王子という設定が、私が頭の中で何となくしていた妄想と全く同じで思わず笑ってしまいました笑 更新楽しみにしています！ (2020年4月3日 2時) (レス) id: a2edf15ef0 (このIDを非表示/違反報告)
けろっぴー - ごめんなさい…。変換出来てましたね。申し訳ないです。 (2020年4月2日 19時) (レス) id: 36e826a44a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：唯華 | 作成日時：2020年4月1日 17時
