4.加入の話 ページ4
｢滝沢くん、帰りました。｣
｢お、おかえり。｣
2018年12月、参加していたミュージカルが台北公演を無事終え、東京に帰ってきた。事務所に呼ばれてたから来たけど……今は夜中の11時。まだ滝沢くんいた……。
｢とりあえず来年からの話をしてもいいか？｣
｢……はい。｣
やすと俺以外のLove-tuneのメンバーは年末に退所、やすも来年３月末には退所してしまうからLove-tuneは解散。自分だけが残る状況下でどう活動していくかという話なのは、だいたい想像がついている。
｢向井康二と目黒蓮、ラウールは知ってるよな。｣
｢はい。｣
宇宙Sixのやまちゃんからたまに目黒の話は聞くし、こーじは収録が被るとご飯行ったり遊びに行ったりするからもちろん知ってる。ラウールくんって、ダンスめっちゃ上手い子だよね。
｢３人と一緒にSnowManに加入してもらうから。｣
｢……え。｣
SnowManに、か。
｢……一応入りたくなければ入らなくてもいいんだよ。｣
｢それ、実質選択肢ないですよね。｣
選択肢、で思い出したのはあの日の出来事。
―――――― 音瀬が合意するなら、ほかのメンバーをすぐには退所させないし突然仕事を切るようなこともしない。
これは事務所の幹部の1人が契約書類を持ってきた際、最初に放った言葉。既にこの時には俺以外のメンバーは拒否してて、残りは俺だけ。
―――――― それに、もし彼らが芸能活動するとしても君が残るなら邪魔はしないでおくよ。
そう言われてしまえば、サインをするしか無かった。7人がもし応援してくださる方々に歌を聞いて欲しい、楽しませたいと思ってるならそれを素直に応援してあげたい。
これが、後々他のメンバーとの関係悪化に繋がるとは思いもしなかったけど。
だからあの日もある意味、選択肢はなかった。後悔はしてないけども、罪悪感はあって。解散を発表した時は裏切り者、と言われたりもしたけどこればかりは仕方ないのかなって思う。最近はあまり言われなくなったけど。
｢……音瀬。｣
目の前で滝沢くんが呆れている。恐らくサインした時のことを思い出していた俺に対し、何度も名前を呼んでいたのだろう。
｢すいません……。｣
肩をすくめると、滝沢くんは
｢帰ってきたばっかりで今日は疲れたんだろうから帰りな。｣
とだけ。
｢すみません……そうします。失礼しました。｣
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唯華(プロフ) - コウさん» 遅くなりました。申し訳ないです……汗 まさか同じこと考えていらっしゃる方がいるとは……ビックリしました笑 更新頑張りますのでまた読んでいただけたら幸いです。 (2020年4月8日 18時) (
レス) id: 6f12c91449 (このIDを非表示/違反報告)
唯華(プロフ) - 霧緋さん» 遅くなってごめんなさい……！まず読んで下さりありがとうございます。このご時世なので……読んでいただけるよう頑張って更新しますね (2020年4月8日 18時) (レス) id: 6f12c91449 (このIDを非表示/違反報告)
霧緋(プロフ) - 設定から話の内容まですごく面白くて、更新の通知が来るのを楽しみにしてます!頑張ってください^^ (2020年4月4日 20時) (レス) id: d2b441668b (このIDを非表示/違反報告)
コウ(プロフ) - はじめまして！主人公の、だいたいオリジナルメンバーと同期くらいの25歳で元Love-tuneで王子という設定が、私が頭の中で何となくしていた妄想と全く同じで思わず笑ってしまいました笑 更新楽しみにしています！ (2020年4月3日 2時) (レス) id: a2edf15ef0 (このIDを非表示/違反報告)
けろっぴー - ごめんなさい…。変換出来てましたね。申し訳ないです。 (2020年4月2日 19時) (レス) id: 36e826a44a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：唯華 | 作成日時：2020年4月1日 17時
