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「びっくりしました。全く同じタイミングで三人も立候補するなんて。あ、私去年も出し物の管理だったので、遠慮なく頼ってくださいね」
「後輩に頼るのもって感じだけど、よろしくお願いします」
ふふ、と心底楽しそうにAさんは笑った。もしかしたら文化祭が大好きなのかもしれない。
最近、Aさんと途中まで歩いて帰るようになっている。
といっても学校の近くの交差点までで二百メートルもない距離だから、ごく僅かな時間だけど。
「じゃあ、また明日。美味しい卵焼き、作ってきますね」
「ああ、はい。ありがとうございます、楽しみにしてます」
Aさんの背中に手を振っていると、ばん、と背中を叩かれる。普通に痛い。
「っわ……。シャークん、なかむ。お前ら帰ってなかったの？」
「きんときが思ってるほど遅くねぇよ？ 課題終わんなかったから残されてた。なかむは日誌」
「そしたら恋い焦がれる誰かさんを見たもんだからさー？ 声かけたくなっちゃうよねー」
ねー、と笑う彼らを今すぐ怒鳴り付けてやりたい。
「コラ！」って言うんだったら巻き舌過ぎて「クゥルァッ！」になるぐらい叱ってやりたい。
そんなことより、と手を叩いてシャークんが言った。
「にあって奴、いるだろ？ あいつ要注意なんだよ」
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うい(プロフ) - あずきさん» お褒めのコメント嬉しいです。更新頑張るので、是非また来てくださいね。 (2022年9月23日 13時) (
レス) id: a7df37f5cd (このIDを非表示/違反報告)
あずき - 面白いです~！！応援してますっ！！ (2022年9月23日 13時) (レス) @page1 id: fed7a00a2d (このIDを非表示/違反報告)
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