拷問室なう。 ページ36
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「あっくたがわさ〜ん」
気絶(したふり)している太宰さんを拷問室で鎖につなぐと、即芥川さんのもとへ向かう。
ん?鎖でつないで大丈夫なのかって?
あの人ならピッキングくらいできるっしょ(謎の信頼)
「どうしたごん」
「太宰さん捕まえたんで追加報酬くださ〜い」
「……は?」
あっ睨まないで私が悪かった。
「太宰さんを捕まえただと?それは本当か?」
「拷問室なう」
芥川さんはそう聞くや否や部屋を出て行ってしまった。
…えっスイーツは?
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「太宰さん、お元気ですか?」
「おかげさまでね」
ただいまの状況を説明いたしましょう。
太宰さんが鎖でつながれている横に私がよりかかってますね、はい。
…以上です!(酷い)
「それにしても身長伸びたねー、Aちゃん」
「そうですかね、あんまり自覚ないですけど」
太宰さんが一つ欠伸をした。
くそう、イケメンだ。
すると、階段から人がおりてきた。
「相ッ変わらずの悪だくみかァ?」
「その声は…!」
ポートマフィア__幹部・中原中也
異能力___「汚れつちまつた悲しみに」
「いいねこりゃあ。最ッ高の眺めだ。百億の名画にも勝るぜ。えェ?太宰」
「最悪。うわ、最悪」
「いい反応してくれるじゃないか。縊り殺したくなる」
しばしの沈黙。
「…全然変わらないねえ中也」
「アアッ?!どういう意味だっ!」
「ちょっと中也と並んでみてくれ給えよ、Aちゃん」
「いいですけど…」
「いいですけどじゃね」
「いいのだよAちゃん。中也も早くその恥ずかしい帽子取って」
「太宰手前ェ…」
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作者名:のーと。 | 作成日時:2018年2月6日 18時