36 ページ46
side shima
し「危ないかもって…どうすんねん!?」
さ「…」
何も答えない坂田に苛立ち胸倉を掴み締め上げる
さ「ぐぅ…」
し「何か言えや!!」
せ「志麻くん!」
センラが止めるが知ったことではない
Aを助けるのが先決だ
さ「ま、まーしぃ…喋れん」
し「チッ…」
乱暴に話すとゲホゲホと咳をして暗い顔で話し出した
さ「魔力欠乏症…今のAの症状はそれや。治すには適切な量の魔力供給の他無い」
し「やったら直ぐにできるやろ!?」
せ「無理や。妖精が必要とする陽の魔力はここには少ない。供給なんて不可能や」
不可能…此奴は治らへんのか?
し「どうすんねん!?」
さ「方法が!!方法がない訳やない…」
しかし、それをするのがはばかられるのかなかなか言おうとしない
し「はよ言えや!!」
さ「…妖精界へ連れていく。けど、それをしたらAはもう戻ってこんかも…」
し「なっ…」
帰ってこない
もう会えへんのか?それは嫌や…
し「なんか他に方法はないんか!!」
さ「そんな事言ったって陽の魔力を増やせるんはAだけなんやで!?僕らじゃ無理なんよ!!」
せ「ちょ…2人とも落ち着き」
し「落ち着いてられるか!!」
段々とヒートアップしていく坂田との言い合いをセンラがまた止めに入ったが混乱とか焦りとかで抑制が効かない
しょうがない事は分かっているのに叫んでしまう
し「だいたい何で此奴はこんな事になっとんねん!?」
さ「それを僕に聞かんでよ!!知るわけないやん!!」
う「お前らいい加減にしろ!!!」
しさ「「ッ!?」」
それまで黙って見ていたうらさんが叫んだ事で喧嘩の流れが止まった
う「そんな事言ってる間にやれることもあんだろ!!どっちみち魔力欠乏症を治す方法何て1つなんだ!それしか無いだろ!!?」
そうやけど…
さ「そ、うやけど…Aがもうこっちに戻ってこんかもしぃひんで?」
う「元々Aがここにいる理由は罰の為だ。Aは食料としてここに居るんだぞ?居なくなっても俺らの暮らしは変わらねぇだろ」
違う…
確かに初めはそうやったかもしれへんけど今はもう違う
可愛くて、ずっと一緒に居りたくて、守ってやりたい…
大切な仲間なんや
To Be Continued
- 金 運: ★☆☆☆☆
- 恋愛運: ★★★☆☆
- 健康運: ★★★★★
- 全体運: ★★★☆☆
ラッキーアイテム
革ベルト
ラッキーカラー
あずきいろ
ラッキーアルファベット
X
430人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「歌い手」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
Noah - 初コメ失礼します。こんな面白い作品を、作れるなんてすごいですね!憧れます。更新頑張って下さい!!!!! (2019年5月22日 16時) (レス) id: 6fd567de58 (このIDを非表示/違反報告)
おもち - 初コメントです!英語の部分など、すっごくかっこよかったです!このあとどうなるのか楽しみです!更新頑張ってください! (2019年5月16日 0時) (レス) id: e98ed2f6ee (このIDを非表示/違反報告)
かえで(プロフ) - 初コメント失礼します (2019年3月28日 23時) (レス) id: 93d0b61162 (このIDを非表示/違反報告)
ライアー(プロフ) - コメント失礼します!魔法の呪文唱えるところ(英語部分)がすごくかっこいいです!!更新頑張ってください!!! (2019年3月10日 11時) (レス) id: 526e19e4b2 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:アザミウマ | 作成日時:2018年10月14日 23時