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urata side
Aを坂田の部屋の前から追い返した後、そのまま坂田の部屋へ入っていった
さ「何でAを拒絶するん?」
う「そんなの彼奴が妖精族だからに決まってんだろ」
さ「そんなん関係ないやん!」
う「坂田…」
此奴は賢者の中でも優秀な奴だ、それ故に甘やかされて育った
欲しい物は何でも与えられた
今此奴にあるのは面白い玩具を見つけた子供みたいな感情だ
それが恋愛感情になるとは思えない、むしろ直ぐに飽きるだろう
だが、念を入れといて損は無い
う「わかってると思うが妖精相手に恋愛感情なんて持つなよ」
さ「え?何でアカンの?」
う「は?」
…前言撤回
言っておいた方が良いな
う「坂田…天使族も彼奴ら妖精族も俺達魔族も他種族とは相容れない筈の存在だ。
今回彼奴が来たのは俺らの食料を奪ったから彼奴自身が来ることになっただけだ」
さ「Aは唯の食料ちゃうよ?」
何時もなら唯の食料だと言う筈だが…
う「何言ってんだ彼奴は唯の食料だいいか?」
さ「Aはちゃうもん」
今回はやけに粘るな
何時もなら直ぐに了承するんだけど
う「坂田、一応聞くけどもう既に好きなんて事ないよな?」
さ「す、き?うーん、分からん…けど、Aとずっと居りたいって思う。Aをうらさん達が食べてる所見るとモヤモヤする」
これはもう手遅れでは?
自覚はしてねぇみたいだが
それもしょうが無いだろう
何せ俺達は恋愛感情もなにも他人をそういう目で見た事ないし好きになった事も無い
分からなくて当然だ
特に坂田は色々な事に詳しいし頭も良いが、感情に関してだけ言えば1番疎い
だから、何でモヤモヤしてんのか独占欲が強くなるのか分かってない
…変な事教えちまったな
さ「Aが好き?好き…」
さっきから好きと繰り返す坂田を見てこの発言で自覚して貰っても困る
う「あー…坂田。俺は好きか?」
さ「うらさん?仲間やし勿論好きや!」
う「志麻は?」
さ「好き!」
う「センラ」
さ「好きや!」
解決策見えた
う「それと同じだ、お前はAの事を食料ではなく仲間として見始めたんだ」
さ「やから僕はAが好きなんやね!」
よし、成功だな
う「そういう事だ。けど、彼奴は食料だ。忘れるなよ?」
さ「はーい」
坂田の返事を聞き部屋を出る
食料確保とはいえとんでもない奴連れてきちまったかもな…
……To be continued
- 金 運: ★☆☆☆☆
- 恋愛運: ★★★☆☆
- 健康運: ★★★★★
- 全体運: ★★★☆☆
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Noah - 初コメ失礼します。こんな面白い作品を、作れるなんてすごいですね!憧れます。更新頑張って下さい!!!!! (2019年5月22日 16時) (レス) id: 6fd567de58 (このIDを非表示/違反報告)
おもち - 初コメントです!英語の部分など、すっごくかっこよかったです!このあとどうなるのか楽しみです!更新頑張ってください! (2019年5月16日 0時) (レス) id: e98ed2f6ee (このIDを非表示/違反報告)
かえで(プロフ) - 初コメント失礼します (2019年3月28日 23時) (レス) id: 93d0b61162 (このIDを非表示/違反報告)
ライアー(プロフ) - コメント失礼します!魔法の呪文唱えるところ(英語部分)がすごくかっこいいです!!更新頑張ってください!!! (2019年3月10日 11時) (レス) id: 526e19e4b2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:アザミウマ | 作成日時:2018年10月14日 23時