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、
調子に乗って、オブラートに隠さずそのまま聞いてみる。
いつものように、冷たく「嫌い」と言われても仕方がないだろう、と構えていると、
ジョージくんはくしゃっと笑って、私の頬を撫でながら甘い声で囁いてくれた。
「愛してる」
(あのジョージくんが、私に、愛してるって。)
感動してまた涙がぶわっとあふれ出てしまう。
でも、流しても誰も怒らない。
面倒そうに私を見るジョージくんはどこにもいないのだ。
打って変わって、照れくさそうに私を撫でるジョージくん。
急に態度が違うじゃないか、と思うけど、それでも良かった。
私も、と小さく返事をすれば、ジョージくんの目にも、じんわりと涙が溜まる。
やっぱり、私の信じていた通り、ジョージくんは優しい。
例えこれが嘘だったとしても、私以外に優しいのは事実なのだ。
彼は、優しい人物なのだ。
ジョージくんはそれから私の頬を包んで、少し震えた声で「キス、したい」と言った。
ほんのりと赤く染まった頬と耳、そして恥ずかしそうな口元が、とてつもなく愛しい。
照れくさく笑って、「うん」といえばジョージくんは、とまどい気味に唇を重ねる。
そしてすぐ離れた。
名残惜しいけど、彼とキスできただけでも奇跡なんだ、と言い聞かせていると、また唇が重なった。
そして、彼のほうも名残惜しそうに離れる。
「今まで、本当にごめん」
「都合のいいこと並べているようにしか聞えないだろうけど、Aのこと本気で好きだから」
私の頬を包んだまま、真剣に言うジョージくん。
なんだか恥ずかしくてくすぐったくて、照れ隠しにリップ音をたてて彼にキスをすれば、
ジョージくんは、とっても嬉しそうにニッコリと笑ってくれた。
(私、ずーっとジョージくんのこと好きだよ)
(僕も大好きだ)
(だからね、A)
(なあに？)
(きみに合わせるから、絶対僕から離れないでね)
(もちろん)
(じゃあ、ジョージくん)
(ん？)
(私が離れないよう、手を繋いでいてね)
(もちろんさ)
、
▽
昨日、これを短編にしようか、それとも長編にしようかと悩んでいました。
そして本日、急いで書き上げました…。
せっかくならとことん冷たくされたい。中途半端な冷たさじゃのちにくる優しさが傷に沁みない。
となぜかガチになってしまった私は、ジョーさんを結構冷たい人間としてかいてしまいました。
正直ジョーさんに甘甘台詞を言わせている間、冷たいとき関係なくにやにやしてました。
(これでも超自信作です……笑)
独占させてほしいんだ。 [D.M] (1/2)→←(4/5)
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あきは(プロフ) - ユウさん» 初めまして、コメントありがとうございます。パスワードについてですが、当作品の説明欄にリンクと共に載せておりますので、お手数ですがそちらをご確認の上ご入力ください。ぜひ楽しんでいただけたら幸いです。 (2022年7月7日 23時) (
レス) id: e573973469 (このIDを非表示/違反報告)
ユウ(プロフ) - はじめまして、主様の作品を楽しませて頂いてます。フラワーバースの方も是非読みたいです。パスワードお願いします。 (2022年7月7日 22時) (レス) @page17 id: 8f5ef5ab64 (このIDを非表示/違反報告)
藍薇(プロフ) - はじめまして、主様の作品どれも素敵で何度も読ませて頂いています。フラワーバースの方もぜひ読みたいです！良かったらパスワードを教えていただきたいです🙇♀️ (2022年3月13日 11時) (レス) @page43 id: ea0f6320a6 (このIDを非表示/違反報告)
ラージ(プロフ) - はじめまして。どの作品も楽しませていただいております。兄妹のお話気に入りまして、フラワーバースのパスワードを教えていただきたいです。よろしくお願いします。 (2022年2月19日 20時) (レス) @page17 id: dcf731a749 (このIDを非表示/違反報告)
みゆみゆ(プロフ) - はじめまして、主様のお話とても面白く大好きです！フラワーバースの方も是非読みたいです！！パスワードを教えていただきたいです。よろしくお願いします (2022年1月10日 0時) (レス) @page17 id: 205cd56e43 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あきは | 作者ホームページ：
作成日時：2017年11月23日 12時
