一番おめでとう ページ8
(誕生日おめでとうJamil)(遅刻)
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Aお誕生日おめでとうございます、ジャミル先輩
日付が変わった瞬間にマジカメの通知が鳴る。
それはついこの間付き合い始めたばかりの彼女からで、思わず笑みを浮かべた。
お礼の言葉を返そうとした時、突然響き出した莫大な数の通知に慌てた俺はそのままスマホを取り落とす。
床に落ちてもまだ鳴り止まない通知の音に、俺も友人が増えたものだな…なんて苦笑いで対応した。
中には
ジャミルが元気で嬉しいわ!
旦那様が素敵な贈り物をしてくださったから、楽しみにしていてね!
…つまり母からの連絡もあって、尚更苦笑が深まる。
その後も、寝かしつけたはずのカリムが俺の部屋に押し入ってきたりだとか、その流れで宴を開こうとするのを必死に止めたりだとか……
まあ主にカリムな訳だが、色々あって返信をすっかり忘れてしまった。
朝を迎えても、そんな騒がしくも嬉しい生活が止まることはなかった。寮を出た途端、色んな人にもみくちゃにされ、プレゼントを押し付けられる。お陰で授業が始まる頃には俺のロッカーは使い物にならなくなっていた。
「人気者だなバイパー！」
『うるさいな』
「なんだよ嬉しいくせにー」
『やめろつつくな！』
「はははっ、おめでとうジャミル」
『あぁ、ありがとう』
軽口を叩きながら廊下を歩く。
途中、すれ違ったクルーウェル先生から「Happy Birthday, Good boy.」と頭を撫でられ、柄にもなく嬉しくなった。
そんなこんなで、あっという間に夜になった。
そこに至るまでも宴だとかプレゼントだとか (やっぱり主にカリム) 結構あったが割愛することにする。
一人ベッドに横たわりながら、ピロンと軽快な音にスマホを捕まえた。
A先輩、窓空いてますか?
『は？』
不思議に思って外を覗くと箒に乗った恋人がそこには居た。
「グリム、ありがとね」
「まったく…しょうがないヤツなんだゾ」
ふわりとグリムを撫でた後こちらに来ようとするもんだから、慌てて腕を伸ばす。
優しく抱き上げて部屋に下ろした。
『どうしたんだ？』
「やっぱり直で伝えたくなって、あと、」
頬に何かが触れる。微かなリップ音。
「お誕生日プレゼントです」
『っ、とに君って奴は…』
しゃがみ込んだ俺を、楽しげな笑顔で見る彼女。
「へへ、はっぴーばーすでーです、先輩」
どうやら、彼女には勝てなさそうだ。
- 金 運: ★☆☆☆☆
- 恋愛運: ★★★☆☆
- 健康運: ★★★★★
- 全体運: ★★★☆☆
ラッキーアイテム
革ベルト
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鬱くん - エ“ーズｳ・・・・・おま…お前ｴ”ッいい子になったなｱｱｱｱｱｱｱ！！！ (2020年10月25日 13時) (
レス) id: 9aa9cc12ba (このIDを非表示/違反報告)
雪華 - 好きなポケモンは何ですか?私はイーブイとワンパチとユキメノコとヒトモシとピカチュウです。 (2020年10月10日 7時) (レス) id: 1286db9797 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：めり | 作成日時：2020年7月9日 17時
